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カテゴリ:物欲戦隊ルサンチマン( 53 )
【物欲戦隊ルサンチマン】 第34回 バリ島引きこもり日記(4/4)
あたりはまだ薄暗いが、深い眠りから徐々に覚めつつある。相変わらず冷房を切っているのに寒いくらいだ。

何だか頭と背中に堅い感触を感じる。昨日は疲れてふわふわのベットに倒れこんだはずだが・・・。

むっくり起き上がって驚いた。昨日間違いなくベットに倒れこんだはずが、すぐ隣のソファーで寝ていたのだ。ちなみにソファーとベットの位置関係はこう。
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どう考えたってベットから転げ落ちてソファーにはまり込むわけがない。

元々広いところが苦手で、鰻の寝床のようなところが大好きなのだが、どうしてこんなところで寝てしまったのだろうか。それを考えるとまた眠れなくなっちゃう。

洗面所の体重計がなんかスマートでカッコよいので、是非写真に撮っておこうと思っていたのだが、ついつい撮り損ねていた。朝食を食いに行く前にそんなことを思い出したので引っ張り出して一枚。
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こんなに華奢だが結構頑丈だ。0.1tオーバーだってビクともしない。
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昨日の夕飯が残っていてモタレ加減だが、なぜか2日前に計った時より2キロ減っている。まぁ、2キロなんて誤差の範囲内だが。

朝昼兼用にするために10時過ぎにレストランに向かう。毎朝だるそうに2人のオッチャンがガムランを奏でていたが、今日はバリダンスに出くわす。結構早いスピードで動くのでなかなかいい具合に撮れない。
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構図が斜めなのは今やっている某スタジオのレイアウト展のポスターの影響を受けたせいだろう。
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胃がもたれているので1皿でやめておく。奥から火の入ったサーモン、スモークサーモン、グラタンパイ、ハッシュドポテト、シュウマイ、餃子、肉じゃが。
肉じゃがなのに牛肉である。
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やはりこれを肉じゃがとは認められない。

サラサラと胃に流し込むと、1つだけ心残りがあったことを思い出した。

いつもオムレツを焼いて貰っている隣でワッフルを焼いているのだが、欲しい時にコックさんがいなかったり、列が長かったりで、ここ2日スルーしていたのだ。今日が最終日。ここで食べなければ一生チャンスはない(笑)。ちょっと並んだが苺ジャムと生クリームを載せてついでに塩気が欲しかったのでハムも取ってくる。
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焼き立てなのでふんわりと柔らかい。生クリームは本当に脂肪の味しかしない。でも満足。もう1皿おかわりしたいが、腹の状態と相談して断念する。

レストランで妹夫婦とバッタリ会う。なんでも向こうのご両親はチェックアウト時間を延長したそうだ。14時に追い出されて、21時半の集合までどう時間を潰すか、最悪はビジネスセンターに引きこもるという手も考えていたが、チェックアウトが伸ばせるのならそれに越したことはない。早速フロントに行って日本人スタッフを捜す。こんな複雑な交渉を英語でこなす自信は欠片もない。

何でもホテルの客の6割は日本人だそうだから日本人スタッフはいつもてんてこ舞いだ。ようやく捕まえた女性スタッフはちょっと小太りでポニーテール。慇懃無礼な言い回しといい、まさに柳原加奈子に瓜二つ。いろいろ調べてもらったが、15時から3部屋ぶち抜きで使う客が入っている(我々の部屋はそのど真ん中)ので、チェックアウトは伸ばせないという回答。確かに部屋の中には謎の扉があったが、アレはやっぱり隣へ通じているのか。それにしても、あんな大きな部屋を3つぶち抜きって、どんだけ金持ちやねん。

仕方なく部屋に戻ってノートPCを持ってビジネスセンターへ。ケーブルでつなぐとやはりアッサリ認識する。いいのか(笑)?一応スタッフから2時間分のカードを買っておく。
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隣に外人のオッサンが座って自前のThinkpadでバキバキ音を立てながらメールを書いている。ケーブルで繋いでいるのに律儀にカードのパスワードを入れていた。

こっちはイヤホンをつけて宝塚記念の動画鑑賞(爆)。楽天戦を見ようと昨日ヤフー動画にアクセスしたら海外IPのために弾かれたが、JRAは問題なく見れる。天気は小雨で馬場状態は重。全く想定外だし、そんな馬場ならエイシンデピュティの単が10倍以上付けばそこから入るのが筋だろう。アルナスラインは10着で馬券はかすりもせず。金額が少なめだったのが不幸中の幸いか。

楽天は大先生の誕生祝に球団記録の20安打でソフトバンクに大勝。

mixiの日記を更新しようとして、マウスパッドの操作ミスで長文を消して凹む。マウスを使っているのにパッドが切れないので、テキスト入力で3回に2回は失敗する。次に買い換える時には絶対確認してから買おう。

隣の外人のリアクションがおかしくなった途端に、自分のPCも繋がらなくなる。ケーブルを抜いて無線に切り替えても直らない。まだチェックアウトの準備を全くしていないのでそろそろ潮時と退出する。

部屋に戻って荷物をまとめているとオカンからチェックアウト後の予定を知らされる。14時にチェックアウトが済んだらホテル内のエステでマッサージを受けて、18時から妹夫婦と向こうのご両親と6人でレストランで夕食。21時半の集合で空港に行く、というシンプルなものだ。

チェックアウトを済まして荷物をフロントに預ける。エステの場所は部屋を挟んで正反対の場所。エステサロンなんて日本でも行ったことが無いので全く勝手が分らない。

まず係りの人に案内されてロッカーへ。エステ内は写真撮影禁止なのでロッカーにカメラを置いてくる。ロッカーの中にもガードマンがいる厳戒態勢。

それから部屋に案内されてシャワーを浴びてフラワーバスに漬かる。南方の花の浮いた浴槽に浮かぶ下腹部を眺めながら自然と「海ゆかば水漬く屍、山ゆかば草生す屍」の歌詞が頭に浮かぶ。毎度のことながらアルキメデスもビックリなほど水があふれる。

それから全身のマッサージ。ハート様な身体なので今まで幾多のマッサージ師の施術を跳ね返してきたが、今回も取り立てて効いた感じがしない。最後にもう一度シャワーを浴びて所要時間1時間程度。

支払いはチェックアウト時に済んでいるので、終わったらそのまま解放。オカンがいつまで経っても帰ってこないのであずまやで新聞を読みながら待つ。読売と朝日と日経が揃っていて(1日前の日付だが)結構時間つぶしになる。

全部読み終わった辺りでようやくオカンが戻ってきた。集合時間までまだ1時間ほどあるので近くをブラブラする。
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フィットネスクラブ(写真右奥)の手前になぜか六匹の猿の彫刻がいて、いわゆる見ざる・聞かざる・言わざる以外もいる。手の込んだ彫刻だが、股間まで写実的なのはどうなのだろう(苦笑)。
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そのうちの一匹はどう見ても「どーもすいません©林家三平」である。そういえば「マッハGoGoGo」の猿の名前もサンペイだった。
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by haruhico | 2008-12-16 22:16 | 物欲戦隊ルサンチマン | Trackback | Comments(1)
【物欲戦隊ルサンチマン】 第33回 バリ島引きこもり日記(3/4)
前日の夜は日記の下書きを2日分一気に書いたので寝たのは2時前。ベットに横になるとそのまま眠りに落ちて朝目が覚めたのは7時過ぎ。ダラダラと支度をしてレストランに行く。昨日とは微妙にメニューが違っている。

レストランで昨夜着いたばかりの向こうのご両親に出くわす。お会いするのはこれで2回目か。何でもエコノミークラスが満員で、料金は同じでビジネスクラスに乗れたらしい。何とも羨ましい話だ。

結婚式の後に食事会があるため、昼を食べずに朝を多めに摂ろうということになったが、昨日の不味い中華が残っていてあまり食欲がない。だから昨日より若干控えめに1皿だけ取ってくる。
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クロワッサンとドライバナナのせのフレンチトースト、ポテトとオムレツ(トマト&チーズ)とポークソーセージ。最後にモーニングステーキ2切れ。左上のジュースはにんじんジュース。

昨日はシュフのオムレツだったが、今日は若干マシになった。ステーキはあまり期待していなったがまあまあの味。もっとも若干レアなところもあったが。

気持ち物足りなかったので見に行ったら昨日のサバの味噌煮が海鮮のフライになっていた。飲茶も替わっていたのでちょっと取って、サーモンとハムを取ってついでにクリームチーズも、と思って口に放り込んだらバターだったorz。まぁ、今、日本はバター不足だからいいか。
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食後にビジネスセンターにノートPCを持ち込んで接続する。昨日はケーブルで繋がったのに、今日はDHCPでIPは取れてもネットに接続できない(第一オクテットが10で始まるアドレスが正しいようだ)。仕方がないので昨日買ったカードのIDとパスを入れる。安定しないが繋がることは繋がる。

確認のために手品の空中浮揚のようにLANケーブルを抜くがまだ繋がっている。つまり、有線ではなく無線経由でしか繋がっていないということだ。先がADSLなので100BASE-Tだろうが無線だろうが関係ない。

とりあえず懸案の宝塚の投票をしようとオッズを見るがメイショウサムソンの単が2.2倍でアルナスラインの単が 7.5倍しか付かないので一気にやる気が失せる。アルナスラインからチョコチョコとこの春最小金額だけ賭けて終わりにする。

引き続きだらだらとネットに接続しているが、Mixiの日記を書いて、楽天の試合結果を見終わると他は意外と見るものがない(普段使いではないのでブックマークが貧弱なせいもあるが)。2枚目のカードを使い切ろうかと思ったが、ふと思い立って5分ほど残してログアウトする。

部屋に帰る途中、昨日教えてもらった廊下のアンテナの下でPCを立ち上げるとやはり信号レベルは100%だ。
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大して厚くない、廊下の音が聞こえるような壁だがそれでも駄目らしい。PCを持ったままダウジングのように探り歩くと、自分の部屋の前でもずいぶん信号レベルが落ちる。部屋とは反対にある電源のとれるエレベータホールでは信号レベルが50%程度だが、ちゃんとログインできた。やはり信号強度の問題だったようだ。

式を前にして風呂に入る。バスタブが大きく、久しぶりに足が伸ばせた。ただ、床に排水口がないので、お湯があふれると洗面所からトイレまで水浸しになるためお湯の量は程々で止めておく。
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シャワーの口が高く固定されているのでレバーをひねると冷たい雨が降ってくるようだ。冷温・強弱を一本のレバーで行うため、最初は勝手がわからなかった。
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式までまだ時間があるので、とりあえずスーツに着替えてテレビを見ながら過ごす。

14時半に向こうのご両親とロビーで待ち合わせる。しばらくして日本人のコーディネーターの方が迎えに来て、式場までは電気自動車に揺られる。
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見た目は華奢だが、この電気自動車、6人を載せてグイグイと走る。昨日下見した竹に囲まれた小道も結構なスピードで走り抜ける。

式場には現地スタッフが大勢スタンバイして主役の2人を待っていた。我々4人はチャペルの中に通されて式次第を渡される。式の間はビデオカメラが回っているので、我々の撮影は不可。終了後に撮影時間が別途取ってあるとのこと。なので、式の途中の写真はナシ。

神父さんは現地の人だそうだが、パッと見、鳩山邦夫にソックリな厳めしい顔つきの偉丈夫。3人のコーラス隊のアカペラをバックに、新郎新婦入場。

チャペルは壁が総ガラス張りの上、十字架までがガラス製。さらにバージンロードもガラス張りで下には水が流れている。
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式が始まると、神父さんは全て英語で話す上に、微妙に訛っているので(負け惜しみではない!)聖書の朗読(コリント人への手紙第13章)などは、日本語を見ながらでは今どこを読んでいるのか皆目見当がつかない。もっともポイントポイントでコーディネーターの方が同時通訳(?)をしてくれるが。さすがに結婚の誓約で「病めるときも健やかなるときも~」の部分は自力でヒアリングできたが。

最後にオカンと向こうのお父さんが結婚証明書にサインして新郎新婦は退場。その間わずか30分程度。海外でやる意味を感じんなぁ。

退場後に我々もいったん外に出てフラワーシャワー。燦々と日射しが降りそそぐ中なので、周囲のスタッフが日傘を差しかけてくれる。

ネットを検索したら、模擬挙式の高画質動画を発見したので、ここまでの雰囲気(特にコーラス隊)を味わいたい方はこちらをどうぞ。

その後、全員にリッツフィズが配られ乾杯。非常に綺麗な青色のカクテル(?)で、もちろんかけ声は「ルネサーンス!」(ウソ)

さらにお約束のウエディングケーキの入刀。ケーキはリッツカールトン大阪と同じレシピのストロベリーショートケーキ。2人の初めての共同作業って食べるところまでやったっけ?こっちは食べてないけどごちそうさま。

ここからようやくチャペル内での撮影タイムになる。日本から来ているカメラマンのサブローさんが関西弁でまくし立てながら新郎新婦にポーズを付けてくれる。

昔、コミケでコスプレイヤーの撮影をしたときは、レイヤー自身が自分の「決めポーズ」を分かっているので、シャッターを切るごとに自分からポーズを取ってくれるが、新郎新婦共に初体験(苦笑)だからどういうポーズを取ればいいのかなんて分かるわけがない。

サブローさんが指定する通りに身体を曲げ、手を置くとなるほどいかにもモデルのようなポーズになる。で、ポーズを取るごとにサブローさんが連写する。これってどこの芸能人の挙式?という雰囲気だ。

兄貴も負けじとシャッターを切るが、壁一面がガラス張りで、そこからインド洋の陽光が燦々と降りそそぐために、素人写真はみんなド逆光。ただでさえこちらへ来て少し焼けた妹の肌が真っ黒に。プロの写真はどうなっているのだろうか。

チャペル内の撮影会の次は外へ出て芝生の上での撮影会。ここでもサブローさんは絶好調。あれやこれや注文を付けて様々なカットを作り出す。こういう時、関西弁って便利だなと思う。

ここに載せるために、個人を特定できないよう注意を払った構図の写真も撮ったのだが、妹の頑強な抗議があったため載せられません、あしからず。

海を見ていると、チャペルの向こうにバリ島最高峰のアグン山が見えた。
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コーディネーターの方によると、よほど天気がよくないと見えないらしく、見えるのは吉兆だというが世辞半分で受け取っておく。何のかんので、式よりも撮影時間の方が長い(笑)。

主役の2人は更にホテル内の撮影スポットツアーに出かけ、我々4人はまた電気自動車に乗って、食事会のレストランへ先回りする。どこに連れて行かれるのかと思ったら、この2日間歩き回った範囲(ゲストルーム周辺)を遙かに超えて今夜から新婚さんが過ごすヴィラの方にあるDAVAレストランに着く。
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個室に通されて家族4人で式の感想などを話し合っているうちに30分ほどして主役が戻ってくる。サブローさんと現地のビデオカメラマンは引き続き帯同。
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まずはお通し。この2日間で口にしたものとは明らかに方向性が違う。
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他にパンに塗るペースト状のもの3種。一番左がココナッツ味だったのは覚えているが、残りの2つは失念。
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前菜はスモークサーモン、イクラとポテト添えレモンタマリンドヴィネグレット。
これはもう見たまんまの味。
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魚介類はベビーロブスター キャビアとクリーム。
図体はデカいが、意外と食べるところは少なく2口程度。
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口直しにクランベリーのソルベ。こんなタイミングにソルベが出てくるなんて初めて。
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そしてメインの肉は和牛の炭焼きグリル 豆とスモークベーコン 赤ワインとエシャロットのジュース。

今までいろいろな所でステーキを食べてきたが、ちょっと別格の味。外はクリスピー、中はしっとりという焼き加減といい、肉の厚さといい、言うことなし。
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デザートはシトラスフルーツのデザート3種。左からレモンソルベ、ライムタルト、オレンジスフレ。スフレはテーブルに出た瞬間がジャストタイミングでアツアツのフワフワ。温から冷へのグラデーションを堪能する。
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最後に先ほどカットしたストロベリーショートケーキが出てくる(もちろんケーキ入刀で使ったものとは別の物だろうが)。外側だけが生クリームで、中はカスタードクリーム。甘さ控えめで上品な味。

途中、予告もなく新郎新婦へのコメントをビデオカメラに向けてしゃべるシーンがあり、ありきたりなことしか言えなかったのが残念。2人から家族への言葉もあり、コーディネーターの方が「感動しました」とわざわざコメントしてくれた。当事者としてはありきたりな感じだったので、これまた世辞半分に受け取る。

最後に現地スタッフから寄せ書きのプレゼントを貰う。日本人カップルということで何やら漫画っぽい手書きイラストも入っている。スタッフに何のキャラか聞いたら、わざわざ書いた人の所まで聞きに行ってくれて「NARUTO」の女性キャラだという。さすがに最近の「ジャンプ」までは押さえていないので、詳しくは不明。ただ、こんな所にまで「NARUTO」が浸透しているのだなぁ、という感慨にひたる。
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真ん中がコーディネーターの方。暗いし手ぶれで分かりづらいがエキゾチックな南方美人。花嫁より美人なコーディネーターってどうよ?右がウエイターさんで左が日本語勉強中の現地女性スタッフ。キャラを確認してくれたのもこの人。

退席する際に妹から「ハイ、これ」とブーケを手渡される。

ちょwwwwwおまwwwww。いくら参列者唯一の独身とはいえ、ブーケを男に渡してどうするwwwww俺はクラウザーさんか?それに検疫で日本に持って帰れないwwww。

とりあえず部屋に持って帰ってコップに挿すとちょうどバランスが取れた。
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部屋に戻ると遠くからサンセットウェディング後のイベントなのかバンドがホイットニー・ヒューストンの「Greatest Love of All」を奏でている。そのうちやるだろうと思っていたらやっぱり「I Will Always Love You」が始まった。妙に選曲がホイットニーに偏っている。

曲が終わってしばらく経って突然ダン!ダン!ダン!ダン!という壁を叩くような大きな音がした。どこの馬鹿だっ、こんな夜中に!と思ってベランダに飛び出したら、爆竹と打ち上げ花火だった。あわててデジカメを引っ張りだしたが、普段使いのCASIOでは撮れなくて、オカンの「きみまろズーム」でようやく1枚多少まともな写真が撮れた。
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さすがに半日ハイテンションだったのでぐったりだ。ベットにそのまま倒れ込む。バリ滞在もあと1日である。明日はフロントに集合が21時半なのにチェックアウトが14時。最後の7時間、何をして過ごそうか。
by haruhico | 2008-07-15 02:20 | 物欲戦隊ルサンチマン | Trackback | Comments(4)
【物欲戦隊ルサンチマン】 第32回 バリ島引きこもり日記(2/4)
朝、目が覚めると7時半。時計は昨日のうちに現地時間に設定してある。朝食は6時半からだから身支度をして食べに行く。廊下に出ると眼下にはパターゴルフのコースが広がる。昨日は真っ暗闇だったので何も分からなかった。
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フロントのある4Fからレストランへ降りる階段からインド洋が見える。
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バイキング形式なので例によってガッツリ盛る。
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ベーコン、ポテト、チキンソーセージ、チャーシュー饅、サバの味噌煮、えびシュウマイ、シュウマイ、ナシゴレン。
奥の皿がオムレツ、ロースト(?)ポーク、ハム、サーモン、チーズ。サラダがないのはいつものこと(苦笑)。
あと右奥にバナナヨーグルトジュース。
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サバの味噌煮と見出しはついていたが、日本人としてこれをサバの味噌煮だとは認めたくない。他にもおでんだとか味噌汁があったが、推して知るべし。
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ホテルのオムレツは「大使閣下の料理人」でも描かれたように、料理人の腕の見せ所なので楽しみにしていたのだが、シ「ェ」フではなくシ「ュ」フの出来栄えでガッカリ。

デザート用のフルーツがあまりおいしくないと言われたので、甘いパンを2個食べて朝食は終了。特に何もすることがないので庭を散歩することに。

てくてく歩いていると妹夫婦にバッタリ出くわす。明日の式場の下見をしていたそうなので我々も見に行くことにする。
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竹のアーチを抜けるといかにもなチャペル。そして外にはインド洋が広がる。確かに美しいし、ロマンチックだが、自分の相手がこんな場所での挙式を希望したら速攻却下だろう。付き合わされる方がいい迷惑だ。

さらに庭を散歩しているとなにやら怪しげな木があった。りえぞう先生なら鉄板で「きしゃー」という効果音を加えそうな実(?)を付けている。
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大体見て回ってフロントに戻ると、灰皿の灰にまで紋章が押されている。これを見て「悪魔が来たりて笛を吹く」の「火炎太鼓」を思い起こす横溝正史ファンは私以外にもいるはずだ。
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部屋に戻ってダラダラとテレビをチェックする。驚くことに備え付けのガイドブックの表紙が「少年陰陽師」だ。この冊子は別にANIMAXだけじゃなくて他のスポーツ系の予定も載っているのだが、最初はアニメ専用の冊子かと思った。
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パラパラめくっていると「デッドオアアライブ」の写真が。コスプレ写真かと思ったら映画化していたようだ。日本公開もしているらしいが、もともと興味がないので知らなかった。
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「ドラゴンボール」は帯でやっているようだ。
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部屋の窓から外を見るとレイに使うのか花を棒で落としていた。
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重い思いをして持ってきたノートPCを直接コンセントに繋ぐとちゃんと通電したのでUSB経由でipodの充電を行う。

PCを立ち上げて気づいたが、日頃ノートを持ち運ばず、専らエンコード専用機と化しているので、無線LANのドライバーを入れるのを忘れていて真っ青になる。慌ててDドライブを探すとセットアップ時にダウンロードしたドライバーが出てきて一安心。しかしドライバーを入れても何も変化がないのでビジネスセンターに行くことにした。ついでに変圧器のレンタルも頼まれる。

フロントで変圧器を頼むついでにインターネット接続について日本語のできるスタッフに聞くがどうも要領を得ない。やはり餅は餅屋で英語であっても専門家に聞いた方が早いか。

フロントでビジネスセンターの位置を聞くとすぐそこだという。一旦先のスパの様子を見てビジネスセンターを訪ねる。
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スタッフに接続方法を聞くとやはり無線LAN(802.11b)だけだという。30分・1時間・6時間のカードがあり、ログインIDとパスワードを入れて接続するのだそうだ。
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30分の料金はPC使用で50000ルピア(約575円)、WiFiカードだと40000ルピア(約460円)、それに11%の税金とサービス料10%がかかる。

とりあえずセンターのPCでネットに接続する。バリ島はベースが384KbpsのADSLなので日頃の光環境を思えば遅いが、テキスト閲覧では特に支障はない。mixiのコメントに返事を書こうとして気づいたが、英語キーボード&英語環境なので日本語入力が出来ない。どこかで入力方法を見た気がするが、そこまでする気はないので30分ほどニュースを見た後、Hotspotの30分カードを買って引き上げる。

部屋に戻ると変圧器が置かれていた。結構本格的だ。
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無線LANの設定をするがにっちもさっちも行かないのでほどほどであきらめる。とりあえずヒマな時の定番ソリティアは珍しく一発クリアしたので、機内で勉強した定跡の復習としてBonanzaを立ち上げるが、まだ読んでいない局面になりボコボコにされる。

朝ガッツリ食べたので昼は抜くことにする。

誘惑が少ない環境にいるのだから、日頃やろうとして伸ばし伸ばしにしてきたことを片付けようと懸案となっている本を数冊持ってきている。その中で、以前jumpin'さんのブログで見て興味を持った黒澤明の「蝦蟇の油」(同時代ライブラリー・絶版)を読むことにした。
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ついでに機内でもらった赤ワインをチビチビ飲みだす。
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黒澤映画を1本も見ていないが、黒澤明というキャラクターに興味があった。非常に簡潔な文体で、映画監督らしくビジュアルな描写が多いのですいすい読み進められる。気がつけば3時間半ほどで読了。巻擱く能わずとは将にこのことだ。

中でも一番印象的だったのは「続姿三四郎」の章(上掲P252~3)の一節で、
「姿三四郎」がヒットしたので、会社はその続篇を作ってくれ、と云い出した。
ここが、商業主義の悪いところで、柳の下の泥鰌、という諺を映画会社の興行部は知らないらしい。
彼等は、昔ヒットした作品を永遠に追いつづける。新しい夢は見ようともしないで、古い夢ばかり見たがる。再映画化は、絶対に前の作品には及ばない、という事が実証されているに(原文ママ)かかわらず、未だにこの愚行を繰り返している。これこそ、正真正銘の愚行である。
再映画化に当る人は、前の作品に遠慮して作るのだから、食べ残しの料理を材料にして変な料理を作るようなもので、そんなものを食べさせられる観客こそいい面の皮である。
「隠し砦の三悪人」がリメイクされ、船場吉兆の事件があった今年に読むとまた格別の味がある。

ちょうど読み終わった頃にオカンと妹がネイルサロンから戻ってきてプラザバリ(免税店)に行ってこいとうるさい(無料タクシーが使えるので)。

行ったって何も買うものはないが、オカンを1人で行かせるわけにもいかず、夕食がてら無料タクシーで向かう。

タクシーの運転手はエグザイルのメンバーを少し若くしたような強面でいきなり英語で話しかけてくる。

「今何日目?」「いつ着いたの?」と聞かれたつもりで答えたら、2つ目の答えで変な顔をした。どうやら1つ目は「何日滞在するの?」という質問だったらしい。別に何日いようがこっちの勝手だ。運転は頼んだがガイドを頼んだ覚えはない。

あまりに頓珍漢な受け答えをしたせいか途中から日本語混じりになった。それでも意図を汲み取りかねる質問や聞き取りづらい質問だったのでそのまま沙汰止みになった。直前にブックオフで英会話手帳を買ったがもう少し読んでおけばよかったか。

プラザバリに着いたが全く買いたいと思うものがない。現地の服もワールドワイドサイズ(「洋服の青山」ではこう言うらしい)の私にはサイズが合わない。みやげ物もチョコレートばかりで、わざわざバリまで来てゴディバを買うのも何だし(安全パイなのは間違いないが)。

結局何も買わずに、夕食だけをとることにしたが、無料チケットで食べた中華海鮮レストランの料理が想像を絶する味だった。

パンフの惹句は現地の日本人も通う、となっていたが、まずご飯がパサパサ。麻婆豆腐(右奥)は粉々だし、
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鶏の唐揚のチリソースも唐揚が極小。
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羊(?)の五香粉炒めも肉に歯ごたえがない。
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無料とはいえ、こんな料理を出していては看板に傷がつかないか?まともなのはスープだけだが、これも大方缶詰だろう。

最後に申し訳程度にマンゴープリンらしきものが出てきたが、寒天でガチガチに固められていて箸で持つ端からつるつる滑り落ちる。味も寒天の味しかしない。
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結局部屋ならタダで飲めるミネラルウォーター2本飲んだ勘定を払っただけだが、これならクマンギ・カフェでミックスピザ(45000ルピア・約520円)でも食べたほうが数倍マシだったかもと激しく後悔する。タダより高いものはないとはこのことだ。

帰りの無料シャトルバスを予約しようとしたら、2時間先のバスしかないと言われる。これだけ見るものがないのにあと2時間なんて絶対無理なのでタクシーで帰ることにする。

帰りのタクシーの運転手は最初から日本語で話しかけてきたし(質問内容は一緒だが・笑)、行きよりも安全運転だった。何より行きのタクシーは室内が油臭くて、こっちの車はそういうものかと思ったら、帰りはまったくそういう匂いがしなかった。

すれ違う車は大半が日本車で、最新型のRVから30年位前の商業車まで多種多彩だ。日本車以外では起亜が数台とオペルを1台見かけた。日本のようにベンツだBMWだというのはまったく見かけない。

ホテルに着いたところで、タクシー代を払おうとしたら釣りがないという。こっちも買い物をしていないので細かいのはない。あまりケチ臭いのも何なので端数を切り上げてチップにした。まぁ、安全運転のお礼である。

部屋に帰って再度無線LANに挑戦するがどうもはかばかしくない。しかたがないのでノートPC持参でビジネスセンターに行くことにした。

ビジネスセンターに着くと子供が2人ネット接続して遊んでいた。肝心のスタッフがいないので電源を入れて待っていると2、3分して子供がスタッフを連れてきた。スタッフの子供だろうか。

日本語が分からないようで、PCの画面を指差しながら何のアイコンか確認してくる。しかしどうもうまくいかない。片隅に無線LAN対応のルーターがあり、電波状況はここが一番いい。どう考えてもこんな市販のルーターでここから直線で200mはある部屋で受信できるとは思えない。半ばあきらめムードに。

スタッフが携帯電話で確認するために外に出てしばらくたったら、20分も使っていないのにバッテリーが落ちた。使い始めた段階で75%あったのだからバッテリーがヘタっているのだろう。これじゃ帰りの機内でも使えない。電源ケーブルは部屋に置いてきている。

スタッフが戻ってきたがバッテリー切れで立ち上がらない旨を伝えたところ部屋番号を聞かれた。カードの支払いを解除してくれるのかと思い伝えたが、どうやら携帯で聞いたことを確認したいようだ。

先に部屋に戻ってPCをセットしているとノックの音がして先ほどのスタッフがやってきた。とりあえず電源は入るようになったが、先ほど100%で受信していたのがほとんど入らない。

「遅いが無線LANがだめならケーブルがある」と言い出したので頼むと突然枕元の内線電話のケーブルを抜き始めた。確かにモデムは付いていているがドライバーを入れていないし、ダイヤルアップでインターネットをしたらお金がいくらあっても足りない。やることがわかったところでストップをかける。

インターネットをあきらめる、と言ったらカードを引き取りますかと聞かれた。もうスクラッチしてしまっているし、話の種に持ち帰ろうと思い、最後にPCの持ち込みは出来ないよね?と確認したら、出来る、という。そんなら最初から言え!!!

慌ててPCと電源ケーブルを抱えてビジネスセンターへとんぼ返りする。LANケーブルを借りて繋ぐとあっさり繋がる。そもそも3口ほど持ち込み用の場所が開いている。

スタッフが出て行こうとしたので、いつまで使っていいか聞いたら「ご自由に」と答えた(ような気がした)。適当なところで切り上げようと思っていたところ、突然画面が変わりHotSpotのログイン画面に切り替わった。何だ、LANでも一緒なの?と思ったが、無線LANのステータスも接続中になっている。

念のために無線LANのスイッチを切ってLANだけにしたらまだ使えた(爆)。つまり設定上何にも問題はないのだが、ただ電波が弱くてNGなようだ。

ふと気がつくと鍵を忘れてきていた。あまり遅くなって寝ているオカンを起こしてもいけないので早々に引き上げる。あとは明日お金を払って正しく使わせてもらおう。
by haruhico | 2008-07-03 21:14 | 物欲戦隊ルサンチマン | Trackback | Comments(3)
【物欲戦隊ルサンチマン】 第31回 バリ島引きこもり日記(1/4)
自慢じゃないが、今まで本州を出たのは片手で足りる。北海道が2回の九州が1回の淡路島が1回。もちろん海外なんか1回も行ったことがない。行く必要も感じない。

だから自分から好き好んで海外に行くことはないのだが、ひょんなことから海外に行く羽目になってしまった。それもバリバリのリゾート地、バリ島。なぜかなれば妹が結婚式をバリで挙げたいなどと寝言を言い出したからだ。

癒しもブランドもマリンスポーツも興味がないのに何をしてすごせというのか。だいたいバリ島にはブックオフがないし。

というわけで旅行当日。飛行機が16時出発だというのに、高速バスの時間が合わず10時半に家を出る。シートベルト必須になったので締めようとするがベルトがぜんぜん出てこない。自分の座って席では駄目だったので、隣のシートベルトを使ってようやく締め終わる。大型バスはたった4人しか乗っていない。地球に大変優しくない。

12時過ぎに空港着。日本最後の食事なので鰻重を頼む。鰻重なのに頼んで5分もたたずに出てくる。それで1900円かよ!
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チェックインまでまだ時間があるので椅子に腰掛けて妹夫婦を待つことにする。向かいの外人は椅子が足りないのに寝転がって3つ占拠した上にそのまま眠ってしまった。日本の治安の良さに感謝しなさい。
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ギリギリになって妹夫婦がやってきた。何せ初海外旅行なので勝手が分かる人の後についていかねば何もできない。

チェックインして手荷物検査を受けて搭乗まであと40分。デューティーフリーをうろちょろする。アキバ系の商品も置かれているが、ナメック星人のコスプレキットなどヌルいものしかない。

搭乗口付近の売店でエコノミー症候群回避のための水分補給にポカリスエットを買う。何の変哲もないソフトクリームが300円だって!ボッタクリ~。

今回は日航機。通路でCAとすれ違うが、今の制服はイマイチ好きになれない。
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席に着くとラッキーなことに隣がいない。手すりを上げて人心地つく。右側が通路でも左側が空いているかいないかではだいぶ違う。フリードリンクを何にしようか悩んだが梅酒のロックに。
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機内でのアルコールは早く回るそうだが、この程度の量が早く回ろうが関係ない。7時間ものフライトなので久々に定跡のお勉強。
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機内放送のJ-POPは知った曲がほとんどないので落語を聴く。橘家円蔵さんの落語を聴くのは初めてではないだろうか。落語が終わると他に何もないのでipodでシェプキンのゴールドベルクをかけながらお勉強。続いて同じくシェプキンのパルティータⅡとイタリア協奏曲で火曜日の復習。

その間CAが行ったりきたりして機内食が配られる。ハンバーグと煮魚の2択だが、妹夫婦のところでちょうどハンバーグが切れる。この恨みは一生ものだな(笑)。前で切れているのだから私のところも当然煮魚。
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ドリンクはビンでもらえるので柄にもなく赤ワインを。妹の旦那が梅酒をおかわりしようとしたら梅酒も切れているという。切れてないのは包丁だけってオチかよ。

食後少し眠くなったりするのだが、眠りに落ちるまでは行かず、そのうち前のスクリーンで「フールズ・ゴールド カリブ海に沈んだ恋の宝石」が始まったのでチラチラと眺める。何か沈没船の発掘をめぐる話のようだが、途中に出てくる色気要員のおバカ女がインリンそっくりだ。

機内用の「週刊新潮」を読んでいたら最後の方にシェプキン来日の記事が出ていた。今回の来日の裏側について書いてあるが、眉唾な話が一杯出ている。さすがは「週刊新潮」だ。
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食後ずいぶんたってからマンゴーとバニラのアイスクリームが出てきた。
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そのうち入国書類が配られた。生まれてこの方外国向けの書類など書いたことがないのでガイドブックの記載を参考にしながら書いたが旅慣れた2人の書いたものを見せてもらうと日付の記入法とかが微妙に違う。結局2回も同じ書類を貰う羽目になる。

で、着陸直前になってから記入法のガイドビデオを流す(怒)。流すんなら配ったときに流せよ。または記入のタイミングを言うとか。

実質8時間のフライト(時差があるので名目上は7時間だが)でようやく着陸。ランディングは予想外にあっさりとしていて気張ろうと思っていたのに拍子抜け。

飛行機を降りるとじめっとした空気。30度を超えているという。

空港でビザの発給所を抜けてから振り返ると、発給所のPCモニタに魚釣りゲームのようなものが映っていた。きっと待ち時間をそうやって潰しているのだろう。ここは日本ではないのだなと実感する。
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入国審査は日本人ばかり続いたのでめくら判状態。空港を出るとHISのガイドが青いシャツを着て海を見ていた大挙して待ち構えていた。ガイドはジャナさん。そこそこ流暢な日本語を聞いているうちに秋葉原に居た時の上司だった○クバル氏を思い出す。今もインチキな商売をしているのだろうか。

新婚さんは別のガイドに連れられ空港の外に2人残される。あと4人集まってから移動するという。残りは若い女性の2人組とカップル1組。乗せられたのは10人乗りの古い三菱のミニバン。そこに6人(実質7人・笑)とガイドと運転手と荷物を載せて出発したのだが、運転手が飛ばす飛ばす。空港からの大きな道は言うに及ばず、ブラインドカーブが連続するアップダウンのきつい悪路を対向車も気にせず(実際0時過ぎだというのにひっきりなしに対向車が来る)グイグイ走っていく。これってリアル「頭文字D」?いや、バリだから「バリバリ伝説」か(爆)。

15分ほど揺られて酔いそうになったあたりでようやくザ・リッツ・カールトン バリに着く。着いてすぐにフロントでウェルカムドリンク(グアバジュース)を飲みながらホテルでの注意を聞く。
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ついでにガイドにインターネットの接続法を聞いたらあまり詳しくないらしく、カードを買って繋げばいいと言われる。ただし遅いとも。カードって何だかよく分からないが、明日フロントに日本語で聞けばいいだろう。

結構たってからようやく部屋に案内され、暗闇の中、ダンジョンのような通路を進んで部屋に辿り着く。一応フロントとの位置関係は把握していたが、周囲が真っ暗なのであまり自信がない。部屋はさすがのカードキー。入って所定の場所にキーを入れたらいきなり液晶テレビ(LG製42インチ)から案内映像が流れ出してビックリした。
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とりあえずチャンネルを変えると何と61チャンネルもある。
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ザッピングしているとNHKの国際放送(21ch)もあるし、ANIMAX(39ch)まである。子供向けのカートゥーンチャンネル(37ch)では「ウゴウゴルーガ」の「しかと(SHIKATO)」をやっていた。あれは世界に通用するのか?

家を出てから14時間以上、機内でもほとんど寝ていないので苦手のベッドなのにすぐ眠れた。ただし、部屋の冷房が効きすぎていて寒いくらいだ。
by haruhico | 2008-07-02 01:12 | 物欲戦隊ルサンチマン | Trackback | Comments(6)
【物欲戦隊ルサンチマン】 第30回 すずらん通りを喰いつくせ!
本日で当ブログも4周年。1ヵ月半ほどの長欠もあったが細々と続いている。

確か、2周年も3周年もエキブロ自体がお祝いムードだったのだが、4周年を祝おうとする雰囲気が全くないのは不思議だ。葬式じゃあるまいし、3の次は7ということもあるまい。直前に2100本を迎えたし、ルサンチマンも30回目とキリがいいので、(書けないでいる過去の話はあるけれど)昨日の話などを少々。


それは去年の年末のことだった。毎年恒例の「『競馬ブック』カレンダー」を買いにWINS後楽園へ出かけるついでに神保町に立ち寄った。

最近は神保町に来ると、神保町駅→明倫館書店→小宮山書店→文省堂新館というのが固定ルートになっていて、この日もワゴンセールを漁っていたのだが、探せども探せども「当たり」が引けない。一時期小宮山書店のセールは入れ食い状態で1回に20冊以上買った日もあったのに、ここ2ヶ月ほどパタッと「当たり」が止まっている。

手ぶらで小宮山書店を出るとふとすずらん通り沿いの中山書店にしばらく寄っていないことを思い出した。かつてはココも定点観測の一角だったが、諸般の事情で最近は足が遠のいている。久々に覗くとちょっと気になるものが置いてあって、中身が「当たり」の可能性はきわめて低いのだが、本日丸坊主なので購入。支払いのときにレジで抽選券を3枚貰う。商店街のくじ引きで3枚で1回引けるそうだ。

文省堂も出物はナシ。グルっと回って抽選会場の三省堂の裏に出る。臨時の小屋があって、そこが抽選会場だった。

手回しの抽選器かと思ったら電子式のスロットマシン。こんなの当たる気が全くしないので適当に3回押す。6等はウエットティッシュか歯ブラシじゃいらねーな、と思っていたら、なぜか王冠が3つ揃って2等が当たった(爆)。この手の福引で参加賞以外が当たったのって生まれて初めてかもしれない。ちなみに景品はすずらん通り限定商品券5000円(500円券10枚)。3000円の買い物で5000円戻ってきてしまった(笑)。

その日はWINSで煮込みやら串カツやらジャンクフードを食べることにしていたので、そのままカレンダーを買って帰宅した。


それから2ヶ月。年末は風邪で倒れたり、仕事が忙しかったりしてなかなか神保町に行けなかったが、商品券の期限は2/4である。せっかく当たったのだから使い切らなければMOTTAINAI。

どうせ使うのなら普段行かない店で使いたかったので、まず先週は敷居の高そうな老舗の「ろしあ亭」のランチメニューで一番高いCランチ(ガルショーク[ウクライナ風壷焼きビーフシチュー])。

2時前だというのに店内はまだ混雑していて、しばらく待っていると2Fに案内された。まずは2種類のロシアパンとサラダ。


すぐにボルシチが運ばれてくる。

量が少ないのでペロリと平らげる。どこかで食べたような酸味の強い懐かしい味がする。パンがあまり温かくなっていなくてバターが全く溶けない。手持ち無沙汰になったがオーブンで焼くせいかビーフシチューが出てくるまで10分ほどかかった。

この蓋の部分をスプーンで穴を開けて・・・と思ったらウエイターがカパっと開けて皿の上に置いた。空の皿が2つあるので何かと思ったら、もう1つはシチューの中の肉を切り分けるためのようだ。壷の中にはグツグツ煮えたビーフシチューが。

猫舌なので肉だけ取り出して冷まそうとしたら、もうほとんど繊維だけになっていて取り出しただけでホロホロと崩れる。わざわざナイフを使う必要もない。蓋の部分はパイではなくパン生地で千切ってシチューに浸して食べる。

最後にデザートが出てくる。隣を見たときはゼリーかと思ったら固まっていないジェル状のものだった。味は多分アプリコット。

商品券で勘定を払うとお店の人がちょっと怪訝な顔に(笑)。あとランチは4種類あるので、またそのうちチャレンジしたい。

そして本日。2週続けて同じ店で商品券を使うのもさすがにイケズだ。2軒ある居酒屋あたりで飲めば残り3500円くらい簡単に消えるのだが、夜は用事があるし、明日は雪らしいので今日中に使い切らないといけない。

昼前に神保町の駅を降りてお決まりのルートを回る。明倫館書店や文省堂では多少収穫があったが相変わらず小宮山書店は丸坊主。もうビッグウェーブは来ないのだろうか。

どこで昼を食べるか、高そうな揚子江菜館も考えたのだが、たまたま行列が途切れていたのでろしあ亭の隣のスヰートポーズへ。過去3回ほど食べたことがあるが、何度食べてもなぜこの店が有名な行列店なのか皆目分からない。目と鼻の先の天鴻餃子房の方がよっぽど美味しい(あと鶏そばが絶品)と思うのだが。

大船に乗った気になって焼餃子の大(16個)とライスを注文。餃子を食べている最中に、ここで水餃子(10個)を食べたことがないのを思い出して追加注文。ほとんどギャル曽根状態。12分待つというがそんなの関係ねぇ。

確かに皮が軽くて16個くらいならペロリと食べられる(もちろん朝食を抜いてきたせいもある・爆)が、ただそれだけ。肉汁の旨味はそれほどでもなくあっさりと飽きない味。水餃子を待っている間にもひっきりなしに客が入ってきて、この寒いのに外には行列まで出来ていた。

水餃子は焼餃子と対照的にぼってりと厚い皮。水餃子だから当たり前といえば当たり前なのだが、それでも行きつけのまるきんラーメンの水餃子に比べたら倍以上厚いし大きさも倍以上。これが10個あるのだから結構喰いでがある。アツアツの水餃子を頬張って噛むと中からアツアツの肉汁が・・・何度も書くが猫舌なのでこれは一種の拷問である。餡は焼餃子と同じでやっぱり物足りない。スープも鶏ガラスープではなくて単なるお湯だし。

向かいに座った親子がどうやら中学受験帰りで出来具合などを話していた。どう見ても面接を受けるような服装ではなかったので、国算2教科校で午前中に終わってしまったのだろうか。発表は今日の夕方らしくて「とんぼ返りだな」などと父親が言っていた。そういえばわが母校も試験当日夜発表(夜7時頃)だった。

またまた商品券にて清算。これで残りは2000円分だが、さすがにお腹一杯である。散歩がてら古書会館まで歩く。今年に入ってから古書会館で行われる古本市に出向くようになっていて、今日は「和洋会」の市。毎週売り場の内容が変わるので毎回ワクワクする(が、大概裏切られる)。今回は極端に古い本ばかりであまり食指が動かない。詰将棋と数学と古い『宝石』を買っただけで退散。ここの所仕事が忙しくて床屋に行けなかったので坂を登ったところにある東京理容お茶の水店で散髪。満腹なので髪を切られている間もうつらうつら。短めにと言ったので外に出ると風が冷たい。

まだ予定まで2時間ほどあるが、それほど腹も減っていない。買い物で使おうかとボッタクリの荒魂書店を見るが、欲しいものに2000円で買えるような代物などない(爆)。画材屋さんに入るが、これといって欲しいものはないし、高そうな文房具も柄ではない。

通りの両側をキョロキョロしていると喫茶店の看板が。20年ほどこの界隈を歩き回っているがこんな店があるなんて知らなかった。甘いものは別腹(激爆)なのでがっつりケーキでもいただきましょうか。

紅茶専門店というのでお値段が張るのかと思ったら(何せお店の名前がTAKANO・笑)意外なほどリーズナブル。キャンブリックティー(450円)というアイスミルクティとフルーツババロア(480円)とチーズケーキ(320円)を頼もうとしたら、まだ3時過ぎだというのにチーズケーキが売り切れorz。他がスコーンだとかティーケーキだとかお腹にたまりそうだったので追加注文を断念。ババロアなんて外で食べるのはいつ以来(というか初めて?)だろう。

キャンブリックティーは氷が大半だが元々が濃いので、多少時間をかけて飲んでも大丈夫そう。ババロアはただひたすら美味しい。正直おかわりしたいくらいだが、30男が1人でババロアおかわりなんてみっともないので我慢する。チーズケーキがあったらもっと幸せだったのに。併せて1000円にもならなかったので500円券を1枚だけ使う。あと1500円分。和菓子の文銭堂で使うのもテだが和菓子1500円分って結構な量だ。

時間もないのでそもそもの始まりである中山書店で使うことにした。ところが、いざ1500円という制限を設けると日頃買えない物を買うには少なすぎて、丁度の値段のものは中途半端に欲しいものばかり。15分ほど店内を探し回ってようやく伊藤秀雄「昭和の探偵小説」(三一書房)の新古書を1800円で買う。どこで見ても大体この値段でイマイチ気乗りがしなかったのだが、商品券を使うには丁度いい。

すずらん通り以外をぶらぶらして時間を潰していると5時半になり携帯のアラームが鳴る。開場の30分前だ。重い荷物を抱えて半蔵門線で2駅戻る。今日は今年最初の春風亭柳太郎の会である。もう行きなれた三越前のA10出口からお江戸日本橋亭へ急ぐ。着いてみたらまだ6時前だが開場していた。入り口で聞きおぼえのある声だなと思ったら、講談の一龍斎貞寿さんが受付をしていた。中に入るとなぜかいつも座る椅子席の最前列は一杯。足が痺れるので座りたくないのだが仕方ないので座椅子席に。今日はいつも出てくる二つ目の桂花丸さんではなく、真打の三遊亭圓馬師匠と紙切の林家ニ楽さんが共演者。

柳太郎師匠の噺は新作の「カバンの中」と古典の「宿屋の富」。「カバンの中」は途中なんでそうならないのかな、と思ったところがオチなのはいいのだが、その割に登場人物に「それはウチの○○」などと言わせては整合性が取れないしアンフェアだ。どうせやるならもっと徹底した方がいい。「宿屋の富」も法螺話をしている姿が空々しすぎて、それで宿屋の主人が騙せるもんかね、と思ってしまう。結局は話術一つだと思うのだが。

もうすぐ真打昇進1年になるけれど相変わらず所作が素人臭い。今まではあまり気にならなかったが、圓馬師匠の立ち居振舞いがあまりにも落語家然としているので余計に気になる。モノを食べる動作一つとったって同じ真打なのに(世間は普通そう見る)出来は月とスッポン。新作をやるから所作はどうでもいいという事はあるまい。そもそも弟弟子である前座の春風亭昇吉さん(なんでも落語界初の東京大学卒らしいが)に声の大きさで負けているあたりが問題だ。今日は圓馬師匠の「ふぐ鍋」とニ楽さんを見れて元は取れたが、それでは意味がないだろう。

特に連絡はしなかったのだが、年賀状に書いてきたのでS氏が来ているかなと思ったら不在で、その代わりY氏がいた。前回打ち上げに参加して誰一人知り合いがいないため散々な目にあったので、今回は誘いを断ってY氏と三越前の改札まで歩く。Y氏も私と大筋同意見だった。

9時過ぎだがそれほどお腹が空いていない(アタリマエ)ので、北千住で途中下車して丸井の中の「青葉」で特製ラーメンを食べる。時間が時間なのでガラガラだが、"特製"のクセに載っているチャーシューが切り落としレベルの薄さでたった3枚。それだけでガッカリ。もう金輪際行かねぇ。

P.S.しまった、なかむら治彦さんが来てたんだ。打ち上げ行けばよかったかも(笑)。最後の落語解説に元ネタがあるなんて会場のどれだけの人が分かったのだろう。少なくとも私は全くわかりませんでした。
by haruhico | 2008-02-03 23:10 | 物欲戦隊ルサンチマン | Trackback | Comments(2)
【物欲戦隊ルサンチマン】 第29回 ♪学校出てから十余年
それから数日してLから封書が届いた。いつも勉強会が終わると葉書の礼状を寄こすのだが、今回は分厚い封書。しかも宛名が筆で書いてある。

封を開けると中には二つ折りの厚紙が・・・
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ちょっと待て。これってガチにギョーカイのパーティじゃない?
そんな所にたかだか高校の同級生という"一般人"を呼んでいいのか?結婚式じゃあるまいし。

はてさて、行くべきか行かざるべきかそれが問題だ。

生まれてこの方、結婚式ですら片手が楽勝で余るほどしか出席したことがない上に、これはプライベートなものではなく芸協主催のパーティだ。どんな会になるのか想像も付かない。

結局、生まれつきのミーハー根性が葉書の「出席」に○をつけさせた。これから先こんなパーティーに出席できるチャンスがあるだろうか?いやない。Lが名跡を継ぐ可能性はゼロに等しいので、Lがらみでこんな派手なパーティーは金輪際ないだろう。それにきっとド素人は自分だけではないはずだ。そもそも来て欲しくない奴に招待状など寄こさないだろう。

行くことを決断してから色々と疑問がわいてくる。まず、こういうパーティの祝儀に幾ら包んだらいいのか?気持ちの問題とはいえ、あまりみみっちいことをして後々までの恥はかきたくないし、分不相応に大盤振る舞いするのもヤボだ。

私の所に案内状が来ているということは、勉強会に来ている他の同級生の所にも来ているだろう。たぶんS氏の所にも来ている。ただ、行くかどうかをわざわざ忙しいS氏に相談するのも気が引ける。

それに祝儀(不祝儀)についての将棋界で有名(?)なエピソードもアタマをかすめる。

米長先生「運を育てる」で読んだ気がするのだが、弟子の先崎五段(当時)大山十五世名人の葬儀に私用のため出席できず、友人の羽生棋王(当時)に「後で払うから同額包んでおいて」と頼み、あとでその金額(明確な記述はないが先崎の驚きようから多分百万円かそれ以上)を聞いて驚愕したという。ちなみに2人とも当時22歳。

驚いた先崎が師匠の米長九段(当時)にその話を愚痴りに行くと「棋士にとって大山先生の葬儀以上の重大事があるか馬鹿者!」と一喝されたそうな。ついでに米長先生「その香典は、これからの棋界は自分が背負う、という羽生の気概だ」と。

ここから我々凡人が引き出せる教訓は「金銭感覚(収入)の違う優秀な友人に祝儀(不祝儀)の相談をしてはイケナイ」ということである(笑)。だからS氏に連絡は取らない。

落語家のパーティーだからといって和服必須なんてことはないだろうが、服装も悩ましい。普段、服に金をかけないのでパーティー用の服など持っていない。とりあえず作ったばかりの一番高いスーツを着ていくことにする。

そして当日。勝手のわからない場所なのでちょっと早めに出たら一番近い二重橋前駅に10時ちょい過ぎに着いてしまった。改札を出ると会場の直下に出口がある。
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地上に出るとちょうど建物の真横に出る。ぐるっと回ってエントランスから入ると案内が出ていた。
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エレベーターに乗って9Fへ。受付は新真打3人の関係者(私も一応コレに含まれる)とマスコミ関係者とそれぞれ別になっている。

受付で記名して祝儀袋を渡すと席と名前を書いた小さな紙を渡された。まだ渡されていない紙を見渡すと知った名前がちらほらと見える。席は紅梅。当然のこととはいえ、舞台から遠く離れた席だ(画像右上)。
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まだ開場しないのでお祝いの花を見て歩く。他の2人の真打は結構あるのにLは2つしかなかった。
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ここまでずっと「L」と表記してきたが、真打になったことだし柳太郎師匠と呼び名を変えることにする。柳太郎なら「L」じゃなくて「R」だろうと思うかもしれないが、彼の高校時代のあだ名に由来するので「L」で正しい。

誰か知った顔が来ないかなぁとエレベーターの方を眺めているとG氏がやってきた。「柳太郎の会」でよく見かけるがまともに話すのは卒業して以来10数年ぶりだ。今は某大手企業で組み込み機器のプログラミングをやっているという。さすが高校時代の冬休みの宿題に「スプレッドシート(当時はまだ『LOTUS 1-2-3』の時代)についての英文」を読んだレポートを提出しただけのことはある。2人で立ち話をしていると、スタッフとして働いている花丸さんの姿が見える。

しばらくして開場になった。入口で新真打3人とその師匠がお出迎え。カメラ規制がないのでまず撮ってから中に入る。
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まっしぐらに席を目指す。円卓には名札が置かれていて一回りして誰が同席かを確かめる。F氏とK氏が奥さん同伴のようだ。右隣がS氏で左隣がY氏。柳太郎師匠苦心の配置と見た。唯一の不満は舞台を背にした席をあてがわれたことで、写真を撮るのにいちいち振り向かないとイケナイ。まぁ円卓なので誰かがそこに座らなければならないのだが。改めて舞台が遠く見える。
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卓上にはテーブルクロスが置かれ、なにやら物々しい食器が。エライ所に来てしまったなと実感する。
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しばらくしてO氏とF夫妻とK夫妻が席に着いた。みんな卒業以来だがひと目で分かるほど全く変わっていない。

先日(3/18)の「笑点」の真打披露口上の話題になるとすかさずG氏がiPAQを取り出してオンエアを見逃したK夫妻たちに見せていた。私も録画はしていたが、再生機器を持ってこようなんて考えは全く浮かばなかった。さすがである。
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辺りを見回すと各真打ち宛の幕が下げられていた。柳太郎師匠の幕は母校の明治大学柔道部からの寄贈のようだ。
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弘前から出てきたI氏(彼とは6年間同じクラス)とY氏が席に着き、来るかどうかヤキモキしたS氏がギリギリになってようやく到着する。I氏もY氏もやはり卒業以来会っていない。I氏は弘前で開業医を営み、Y氏はシンクタンクの研究員だそうだ。ちなみにI氏の結婚式の司会が柳太郎師匠である。

相変わらずお忙氏のS氏はなんと結婚式の掛け持ちだそうだ。改めて集まった面々を見渡すと全員黒のスーツ姿で、ココだけヤクザの団体様のよう(周囲はギョーカイ人だからか結構くだけていた)。

開始予定の11時を6分ほど過ぎてようやく始まった。司会は講談の神田山陽師匠。

まず落語芸術協会会長、桂歌丸師匠からご挨拶。
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ところが、いきなり3人の真打の名前でトチる。円楽師匠の引退を撤回させるどころじゃないぞ(笑)。新真打には理屈っぽくなく二つ目のままでいてほしい、とのこと。

続いて来賓の落語協会・鈴々舎馬風会長が「3人にご忠告します。ご祝儀袋は今日中に始末してください。地下室には置かないように」とお約束の正蔵ネタで場内大爆笑。

次に新宿末廣亭席亭の挨拶があり、浅草演芸ホール社長の乾杯と新真打による鏡開きで一段落。
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歓談の時間となり料理が運ばれてくる。まずは前菜だがこの手のコース料理を食べ慣れない私にとってナイフとフォークだけで食べるのは至難の業。
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同席したのがほとんど同じクラスの人間なので(S氏だけは選抜クラス)自身の近況や同級生の話などで盛り上がる。そこへ各席へ挨拶回りしている柳太郎師匠がやってくる。まだ他にも回らなくてはならないので軽く二言三言交わすにとどまる。

そうこうしている内に舞台上では山上兄弟のショーが始まる。さすがは芸協主催のパーティだ。
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アシスタントのお姉さんがなぜ「萌え~」な格好をしているのかは不明。
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生で「手品~にゃ」を堪能する。

10分ほどでショーが終わりスープが運ばれてくる。上品なコンソメスープだが、上品過ぎてどこに入ったか分からない。
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数々の祝電が届いていたが、ちょっと意外だったのは参議院議員の世耕弘成氏から来ていたこと。コレもメディア対策か(笑)。もう1人衆議院議員からも来ていたが名前を失念。

次に寄席で使う名入りの看板(?)の贈呈式があり、それを持って柳太郎師匠がもう一度各席に回ってきた。主役は大変だ。
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いいかげん腹が減ってきたところへ雲丹と海老のアメリケーヌソース(?)。
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これは本当に美味かった。

続いて現在は横浜にぎわい座館長である玉置宏さんの挨拶。
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かろうじて「ロッテ歌のアルバム」の名司会振りを知っている世代なので、生で見られて感激。その後は各真打の知人代表によるスピーチ。柳太郎師匠の知人代表は前回勉強会に出ていた富田富士也氏だった。

ようやくメインのローストビーフが届く。柔らかくて美味しいのだが、1枚では物足りない(苦笑)。
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次は何かな~、と思っているところへデザートがやってくる。え、コレで打ち止め?
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さらに夢花師匠の知人のジャグラーによるショーがあり、本来主役のはずの夢花師匠をアシスタントとしてこき使う。

その後、新真打3人によるスピーチ。柳太郎師匠は今は亡き柳昇師匠を偲びながらしんみりと。
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最後は小遊三師匠が日頃の芸風に似合わず(失礼!)ビシッと〆る。

およそ2時間で会は終了。最後に新真打とその師匠が再度お見送り。
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貫禄がありすぎてどっちが師匠だか分からない。

せっかく卒業して10数年ぶりに集まったのだからと、9人とその奥さんで(S氏は次の結婚式のため帝国ホテルへ直行)1Fの喫茶店に入る。12人まとまった席は取れないので9人と3人に別れるが自然に男9人と奥さん3人に分かれる。それぞれのダンナに聞いたところ、奥さん方はほぼ初対面らしいのだがすぐ意気投合した模様。男子校出身者を好きになるような女性は相通じるところがあるのだろうか?

しばらくして柳太郎師匠も関係者と喫茶店に入ってきたが全くこちらに気づかない。こちらはチラチラ目線を送るのだが全くの無反応。

式では別のテーブルになっていたA氏とM氏とも10数年ぶりに話をする。A氏は弁護士、M氏はメガバンクの銀行マン。みんな一流大学卒だから仕方ないが、名刺交換するのにも気が引けてしょうがない。A氏にお約束の「何か困ったことが起きたら相談するね」と言ったら、「知り合いだからこそあんまりドロドロした事態に首を突っ込みたくない」とのこと。ご尤も。

コーヒー1杯で1時間ほど粘って席を立つ。ちょうど柳太郎師匠たちも席を立ったところでようやく我々に気づく。このニブチンが。

最後に全員で集合写真。ロビーの人に撮影をお願いする。引出物の中に昇進披露公演のチケットが入っており、柳太郎師匠の都合を聞いたところ5月3日がトリだそうで終わってから飲めるというので3日の再会を約して別れる。

今日は暗かったせいかデジカメが絶不調だったし、舞台まで遠くて思ったように撮れなかった。やっぱりズームは10倍ないとダメだな。

東京駅までI氏とG氏と歩いて駅前で別れる。まだ日が高いので神保町に寄って帰ろう。
by haruhico | 2008-01-14 22:37 | 物欲戦隊ルサンチマン | Trackback | Comments(0)
【物欲戦隊ルサンチマン】 第28回  士別三日、即更刮目相待
1月末に突然Lから封書が届いた。二つ目最後の勉強会を2月3日にやるという。

年賀状を寄こしたんだから、そこへチョイと書き加えておけばいいものを、1週間前に急に寄こしたって空いている人間が何人いるのか。私は空いているけど(爆)。

べ、べつにアンタの下手くそな落語が聴きたいんじゃないからねっ。花丸さんが見たいから行くだけなんだから!」とツンデレてみる。

1人で行くのも何なので、前回誘った同級生のS氏をまた誘うことにした。もっともS氏はお忙氏なので、土曜日とはいえ予定が空いているかどうか。とりあえずメールを出してみた。

S氏は私のようなネット中毒患者ではないので、返事は数日後かと思っていたらすぐに返ってきた。中身を読んで仰天。
おはようございます。Sです。
こちらは夜9時です。米国×××学会の会議に出席するため、さきほどヒューストンに着いたところです。
L君から、ご案内状をいただきました。2月3日にはたぶん行けると思います。
会場でお目にかかりましょう。
(プライバシー保護のため一部伏字)
地球の裏側にいる人間にすぐ連絡が付くとはいやはや21世紀だねぇ。それにしてもご活躍の様子で何よりだ。

そして勉強会当日。日本橋に直行するのも芸がないので神保町まで行く。

とりあえず週末の"お約束"として小宮山書店へ。

平台の上になにやら崩れかけた本があって手に取ったら島田清次郎の「地上 第一部」(新潮社)だった。奥付が取れているので版数や出版年次は分からないが戦前なのは間違いない。ヘタをしたら大正だ。頁をめくるだけで咳き込みそうなヨゴレ具合だが、当時の雰囲気を味わいたかったので買うことにする。3冊まで500円だからあと2冊。

棚を見ているとヤフオクで毎度高値を呼んでいる高田瑞穂「新釈現代文」(新塔社)がポロッと出てきた。瞬時に右手を伸ばしてゲット。倉庫に1冊あるはずだが見つからないのでとりあえず買っておく。どうしてこんな本に35000円も出すのかねぇ。ちょっと探せば数百円で手に入るのに。

毎度のごとくあと1冊が見つからないので、エイヤッで竹内睦泰「超速日本近現代史の流れ」(ブックマン社)を手に取る。駄本なのは百も承知だが、こんな時でないと買わないだろうから。

あと文庫・新書のコーナーで岩田一男「英語・一日一言」(ノン・ブックス)と泡坂妻夫「生者と死者」(新潮文庫)がそれぞれ100円。「生者と死者」はモチロン開封済み

まだ時間があるので懸案メガマックを食べにマクドナルドに寄る。さすがにそろそろみんな飽きてきたのかまだ残っていた。
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パティが4枚あったらさぞ食べ応えがあるだろうな、と思ったが、何より全体が厚くて口に入らない。それにまず掴めない。

四苦八苦して食べきるも間にパンが挟まっているせいで分厚い肉を齧るといった楽しみが半減している。パンの間はチーズとパティ4枚だけの方が漢らしくていい。

神保町から日本橋までは2駅なのでまた開演前に着いてしまう。

お江戸日本橋亭の前まで行くがまだ開いていない。

終了後にS氏と駄弁る場所を探しに周囲をうろつくがファミレスくらいしかない。

一回りして戻ってきたら開場していたので入る。節分なので先着で豆を配っていた。どうせならLが鬼の面でも被って豆まきをすればいいのに。落語家よりもよっぽどお似合いである。

座椅子は腰に悪そうなので毎度のように椅子席に座る。S氏のための席取りで荷物を隣に置いて買ってきた本をチェックする。時折入り口を見遣るがS氏は来ない。今日も診察があるはずなので遅いのだろうか。

いつもなら開演前くらいならまだ席に余裕があるのに、今日は早々と席を詰めさせられる。どうやら今回のゲストの追っかけの分いつもより多めに入っているらしい。開演直前になってもS氏が来ないので隣には中年の女性が座った。なんと開演前に立ち見が出る異常事態

まずはLの挨拶から。あいかわらず素人臭の抜けないしゃべりだ。これで5月には真打になるという。落語界は年功序列主義なので、年数をこなせばそれなりに出世してしまう。成果主義のサラリーマンは課長や部長など夢のまた夢なので、出世の基準がハッキリしている点は羨ましい。

最初に一龍斎貞寿さんの「村越茂助左七文字の由来」。

講談は名人上手を聴いたことがないので、評価しようがない。若手の講談というと女性ばかりのような気がするのは気のせいだろうか?戦国武将ものなので男臭い講談なのだが、所々女子校のイジメのような雰囲気になるのはご愛敬だった。

続いてLの「長男」。「総領の甚六」を地でいく話で、長男であるが故の不幸には同じ長男として同情した。登場人物が全て男の上に親父と兄弟だけなので、最大の欠点である演じ分けが出来ない点が露出しなかったせいか今回の出来はまずまず。さすがに真打ち一歩手前となると芸も変わってくるのか。

座布団が片づけられて椅子が2つセットされる。今回のゲストであるカウンセラーの富田富士也氏との対談である。何でも富田氏は「ひきこもり」問題の第一人者だそうだ。

どっかで見た顔だなぁ、と思ったら「なんでかフラメンコ」の堺すすむに似ている。張りあげる声の質や大げさなリアクションで目を剥く様もそっくりだ。

大体、解剖学者だの脳科学者だの教育評論家だのカウンセラーといった、適当なことを言い散らして他人を煙に巻いている手合いは胡散臭い雰囲気をまとっていてピンと来るものがあるが、この"先生"も同じである。

「カウンセラーは聞き役だ」と自分で言いながら、終始エネルギッシュに対談を一人で引っ張っていて全くの言行不一致だ。この先生の「追っかけ」達はみんな家に「ひきこもり」の一人や二人を抱えているのだろうか、富田氏を見つめる目が教祖様を見る目になっていて怖かった。

対談のあとに富田氏が素人落語をやるという。先日、岡田斗司夫氏の「落語2.0」を聴いたばかりなのでそれを物差しに聴いたが、変にプロっぽいテクニックを真似しようとしているものの、話の中身が全く面白くなく(最後のオチでトチるし)ひどい出来だった。アレでもきっと信者がヨイショしてくれるのだから、本人がすっかり「その気」になっても不思議ない。

中入りで席を立つと後ろにS氏が立っていた。どの辺りから来たの?と聞いたら対談のあたりだという。人いきれがするので入り口の方で涼みながら少し話す。やっぱり診察が長引いたそうだ。土曜日も仕事で大変だ。

お目当ての桂花丸さんの噺が始まるので慌てて席に戻る。噺は「火事場にて」。近所の火事場周辺でのドタバタを扱ったシンプルな噺。前の富田氏の噺を聴いて「プロの意地」を見せつけようと意識したのかちょっと肩に力が入っていて、最後の最後でオチをトチって凹みまくっていた。

またまた座布団が片づけられてなにやら黒い木の板が舞台に置かれる。チラシを見ると「バイオリン漫談 マグナム小林」とある。昔マグナム某というAV男優がいたなぁ、と思ったら本人もマクラで言っていた。モチロン別人である。

出てきた瞬間に「奈良重雄(木多康昭『幕張』の主要登場人物)」にソックリじゃん!とビビる。両者をご存じない方に画像で説明する。上が奈良重雄で下がマグナム小林である。
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プロフィール
を調べると何と千葉出身。しかも元・野球部。もう「幕張」映画化の際の「奈良重雄」役は彼しか考えられない

上納金未納で立川流を破門されたそうだが、あそこは本当に人材豊富だ。バイオリンを弾きながらのタップダンスというのが新鮮で面白かった。

トリがLの古典落語「お見立て」。これが予想に反して(失礼!)結構な好演

田舎臭さ丸出しの杢兵衛お大尽をあの鬼瓦のような顔で演じれば、花魁に嫌われるリアリティが出るし、同じ顔で杢兵衛お大尽を嫌う喜瀬川花魁を演じれば、人の好き嫌いを言えた顔か!とおかしみが増す。

何しろ人物が3人しかいない上にそれぞれキャラが立っているので安心して聴いていられる。Lは新作落語にこだわりを持っているらしいが、古典の方が向いているんじゃないの?

終了後にS氏と一緒にLに挨拶をする。打ち上げに誘われるが断ってS氏と喫茶店へ。S氏は中学の時の同級生で学年トップの優等生だったが、なぜか劣等生の私とウマが合い細々と20年以上つきあいが続いている。

富田氏と違い(苦笑)本当の「聞き上手」なので、沈黙恐怖症の私と2人になるといつも私がしゃべくっていて罪悪感すら感じる

時折S氏の仕事の話などを振るが、気が付くとまた私がしゃべっている。結局コーヒー1杯で1時間半ほど粘ってしまった。モチロン9割は私がしゃべっていた。

5月に真打ち昇進公演があるというので、その時はまた一緒に行こうと約束して日本橋の駅で別れた。
by haruhico | 2007-05-14 00:58 | 物欲戦隊ルサンチマン | Trackback | Comments(0)
【物欲戦隊ルサンチマン】 第27回 4126はお風呂の番号(後編)
前編はこちら

バスを降りてトートバック一つ持って歩き出す。実はあらかじめ伊東市の古本屋をリサーチ済みなのであった。といっても1軒しかタウンページで見つからず、そのお店自体、伊東の隣の南伊東駅から徒歩4分のところにある。

しかし、電車が1時間に1~2本しか無いので、全く役に立たない。かといってタクシーを大盤振る舞いして何も収穫がなかったら目も当てられない。行こうか行くまいか相当悩んでいたのだった。

それとは別にサンハトヤへ向かうバスの中からチラッと古本屋らしい看板が見えた。ハトヤから駅まではほとんど一本道なので道順は憶えているし、丘の上なのでどこからでも見える。歩いて帰っても道に迷うことはあるまい。

ハトヤを出てすぐに問題の古本屋はあったし、リサーチ済みの店もtalby君に拠ればハトヤから十数分程度の感じだ。

まだ夕食まで時間があるのでテクテク歩いていくことにする。町中ハトヤの看板だらけだ。
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「平成の大合併」直後なので案内板も急ごしらえ。
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途中ローソンに寄って「競馬研究」を探したが置いていない。温泉場なのにギャンブル情報がないのかよっ!
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商店街の一角に問題の伊豆書房(青い看板の店)はある。

外の棚に神保町ならプレミア価格が付く写真集が無造作に置かれている。値段を見ると定価の1/3程度。ハッキリ言ってあり得ない数字。ずっと欲しかったのだが、あまりにベラボーな(定価の3~4倍)プレミアが付いてしまって二の足を踏んでいたのだが、まさかこんな所で見つけるとは。

ところが店に灯りがついているもののガラス戸が開かない(爆)。しかも店の中は隣の洋品店と繋がっている。ホントに古本屋をやってるのかしら?

おあずけを喰った形だが、とりあえず次の目的地へ急ぐ。どうせハトヤに帰る途中にちょっと足を伸ばせばいいし、まさか今まで売れなかったものが急に売れたりしないだろう。念のため、別の本の陰に隠しておいたが(爆)。

ハトヤへの入り口を過ぎてなおもズンズン進む。時折talby君で現在位置を確認しながら進むがなかなか見つからない。そうこうしている内に「南伊東駅入口」の案内が見えてきた。南伊東駅よりは手前のはずなので通過してしまったらしい。

引き返して路地ごとに覗き込むが分からない。仕方がないので実際に路地に入ってみる。

2本目の路地でようやく「岩本書店」を発見する。日はやや傾きかけてきた。
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まず外の均一棚に目を通す。古めの文庫本がポツポツ見つかる。

クロフツ「海の秘密」(創元推理文庫)30円
クロフツ「樽」(角川文庫)30円
鮎川哲也「積木の塔」(青樹社文庫)100円
鮎川哲也「葬送行進曲」(集英社文庫)100円
王貞治「回想」(ケイブンシャ文庫)100円
渡部昇一「教養の伝統について」(講談社学術文庫)100円
都筑道夫「血みどろ砂絵」(角川文庫)100円
日影丈吉「真っ赤な子犬」(徳間文庫)100円
泡坂妻夫「11枚のとらんぷ」(角川文庫)100円

今年生誕100周年のカークロフツといった、いわゆる古典に属するミステリが意外と絶版になっているので手頃な値段で出ていたら拾うことにしている。角川文庫の「樽」は訳者が田村隆一。クロフツが読みづらいのは翻訳にも責任がありそうなので敢えて創元版以外で読んでみたかった。実際、訳者自身の解説でこう語っている。
 『樽』を4ヶ月がかりで訳了してみて、私はつくづくこの作品に感嘆した。正直なところ、『樽』はおろか、クロフツの作品を、私は生まれて初めて読んだのである。私の喰わず嫌いには自分ながらほとほとあきれた次第である。(中略)このクロフツおじさんのポートレートがいけなかった。コツコツと貯蓄する才はあっても、小説は下手くそみたいな感じなのである。しかし、『クロフツは小説が下手くそだ』などという風評は、まっ赤ないつわりである。第一、小説が下手くそで、アリバイ崩しのトリックに、かくもあざやかに成功できるものであろうか?小説が下手くそだったら、この大作を、読者は一気に読みとおすわけにはいかないのだ。少なくとも私は一気に読み通した。(後略)
あまり同じ小説を違う訳者で読み比べるなんて底意地の悪いことはしたくないが、こう書かれては是非とも比較したくなる。

鮎川先生の文庫はほとんど揃っているのだが、まあ100円なら。青樹社文庫自体レアなのでコレも押さえておく。

王さんの「回想」は道徳の教科書にも採用された文章だが今ではほとんど見かけない。

均一棚だけでこれだけ引けたのだから、店に入ったら・・・と期待したのだが全くの期待ハズレ。引けたのは

岡田鯱彦「岡田鯱彦名作選」(河出文庫)400円

一冊だけ。というか微妙な値段だが、何もないのも癪なので買った。モチロン持ってないけど。

だんだん外が暗くなってきたので伊豆書房へ急ぐ。これでダメなら明日の朝だが、朝が早い古本屋なんて聞いたことがない(爆)ので期待薄か。店に戻ると入口のガラス戸は開いた。とりあえず棚から欲しい本を抜いて店に入る。

店内にも本はあるのだが、古本なんだか新本なんだか分からない微妙な品揃え。外の棚が凄かっただけにそのギャップに驚く。さらに店に入ったもののお店の人はいない(爆)。不用心だな。万引きとかは怖くないのかしら。店の奥に向けて大声を出したらようやく店の人が出てきた。

こちらは予想以上の成果があり、併せて一本という感じか。夕食の時間が迫っているのでハトヤに急ぐが、急坂が歩き疲れている身に応える。温泉だけじゃなくてマッサージも必要かも、と本気で思う。

青息吐息で部屋までたどり着いたらすぐに夕食で荷物を置いて新館のシアターホールへ。バイキングを食べたくてハトヤに来たのだが、屋台が何台も出ていたりして料金の割に結構豪華。天ぷらやフライも揚げたてが食べられるので美味しい。

一皿目は写真に撮るのを忘れて食べてしまった(苦笑)ので二皿目から。
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寿司のクオリティも回転寿司よりは上。もう一皿ほど食べたはずだが写真が残っていない。
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デザートはケーキに和菓子に胡麻団子にマンゴープリンに葡萄。さすがにコレだけ食べればお腹一杯。

部屋で少しくつろいでから大浴場へ。硫黄臭のある温泉はダメなので、ハトヤのようなアルカリ性単純温泉なら心おきなく浸かっていられる。風呂場で思い切り脚が伸ばせるのが温泉最大の醍醐味だ。

風呂から出て温泉のお約束であるゲームコーナーを覗くと見慣れぬものがあった。
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中を開けると全身マッサージ器が設置されている。モチロン有料。
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セガとファミリーの共同開発らしい。5分間100円なのでまず100円硬貨を入れて試してみる。結構やかましい音楽と共にマッサージが始まる。肩から腰から脚まで揉みほぐされるのだが、5分という設定が中途半端。
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上のハイテクコースにチャレンジするもくつろいでいる最中に時間切れ。結局20分くらい揉まれていた。

部屋に戻って、ほんのチョットPCを立ち上げて原稿書き。すぐに眠くなったので、iPodの充電をセットして寝る。


翌朝目が覚めると、部屋が広すぎてアチコチ大暴れしたため浴衣が明後日の方向に飛んでいた。

朝食もまたまたバイキング。カメラを持ってくるのを忘れたので写真はナシ。和食と洋食のチャンポンでガッツリ食べる。

早めにチェックアウトして伊東駅まで送迎バスで行く。
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ハトヤから遠く初島を望む。絶景である。

駅周辺で土産物屋をひやかす。
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物"置"ではない(笑)。結局仕事場へのお土産は「鰻味のプリッツ」になる。

電車の時間までまだ1時間以上あるので桜を見に行くことにする。タクシーの運転手曰く、伊豆高原までタクシーで往復しても見る時間がないので、市内の大川沿いの桜並木がいいとのこと。

昨日近所を一度歩いているので大体の見当は付く。
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振り返るとハトヤが見えた。

ちょうど桜が満開である。
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桜並木を端から端まで20分ほど散策する。桜並木の終端が河口付近なのでそのまま海に出る。港で遊覧船の客引きがいたが時間がないので無視。

なにやら謎のブロンズ像があったので近づくと「日本初洋式帆船建造の地」というモニュメントだった。
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幕末の話かと思ったら、碑文を読むと江戸初期に三浦按針がこの地で作らせたという。

そのまま国道沿いを歩く。バンバン自動車が走っているのに外に干物が干してある。
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産地直送とか天日干しをむやみに有り難がるのも考えものだ。

しばらく行くと「伊東駅入り口」の案内があり、左折すると伊東駅が見えた。左手にあるセブンイレブンでようやく「競馬研究」を発見した。コレで一安心。

そろそろ電車の時刻なので、お茶を買って伊東駅へ。小田原を過ぎたあたりで記憶がなくなった。真っ直ぐ帰って、競馬の録画予約を入れて、そのままバタンキュー。一泊二日はやはりあわただしい。結局日曜日は何もできなかった。
by haruhico | 2007-04-24 02:07 | 物欲戦隊ルサンチマン | Trackback(1) | Comments(6)
【物欲戦隊ルサンチマン】第26回 4126はお風呂の番号(前編)
「ルサンチマン」ネタも結構たまっているのだが、集中して書く時間がない。今回のネタも書こう書こうと思っている内に1年以上経ってしまった。

これ以上記憶を維持する自信がないので時期っ外れだが書いちゃおうと思う。

年度末の3月。「安全第一」な仕事のため、ヘタに仕事をしてトラブるよりも現状維持の方がいいという理由で安穏としている。

そして、ここ数年、有給休暇といえば、夏コミ/冬コミの前後か、病院に行くための午前半休程度で相当有給休暇が貯まっている。貯まっていてもこの3月で自動的に半分になり、また規定の日数が足される。今更1日使おうが使うまいが、翌年度の有給休暇の数は一緒だ。

それもシャクなので3/31に1日有給休暇を取ることにした。

常々温泉でも行って骨休めしたらと言われていたので、旅馴れている母親に行き先から何から全ておまかせにしたら、2ヶ所提案された。金曜日に行って土曜日に帰ってくるので土曜日の「競馬研究」が入手できる所でないとイケナイ。

ということで手近な伊東温泉に行くことにした。

R35世代なら♪伊東に行くなら「ハ・ト・ヤ」である。

昔はウンザリするほどCMを見たのだが、ここ数年見た記憶がない。「ハトヤ」の栄華いま何処。

最後に見た情報がりえぞう先生の「恨ミシュラン」。はてさて、どこまで正しいのか実地検証だ。

10時ちょうどの踊り子103号で東京駅を後にする。
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一泊なので軽装だが、先日のオフレポの下書きをするために、買ってまだ1ヶ月のCressida 64Tを持って行く。2キロを切っているので邪魔にはならない。外でバリバリ打つのは今回が初めてだが、タッチパッドが殺せないので文章を打っている最中にカーソルキーが移動することに気づく。USBマウス使ってんだから自動的に切り替われよ。かったるくなって途中から「ダビスタ」を始める始末。
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伊東まで約2時間。車窓には富士山が映る。
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途中の来宮駅では駅構内に桜が咲いていた。春である。
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伊東駅には11時前に着く。改札を出てもまだハトヤの送迎バスは来ていない。バスが来るまで1時間ほどあるのでちょっと早めの昼食をとることにする。商店街を歩いていると土産物屋の店先のこんな看板に気づく。
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どう見ても「こげぱん」です。ありがとうございました。それに、女の子キャラに「あげまんちゃん」というネーミング自体どうかと思うぞ。
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料理屋が建ち並ぶ道を行くと道端にウナギが置かれていた。三島出身の知人が地元に美味しい鰻屋があると言っていたが、伊豆半島もウナギで有名なのだろうか。ウナギも一局だと思うが更に道なりに進んで行く。

10分ほど歩いたが適当な店がなく、来た道を戻る途中で見かけた店に入る。店に入るとランチタイムだというのに客が1人もいない。しかもランチメニューが軒並み1500円以上と危険な香りがするが、入ってしまったものは仕方がない。どうせ自腹じゃないし。

刺身定食を頼むが、どう見てもお値段に見合う味ではない。煮魚定食はキンメダイだそうだがこちらも美味しそうには見えない。鰻屋に入っていればよかったと激しく後悔した。

「ご馳走さま」も言わずに店を出る。せめてもの意思表示だ。駅に戻る道すがら蜂蜜の専門店があってアイスクリームを売っていた。3月にアイスクリーム?とも思ったのだが陽気がいいのと口直しに食べる。あまり蜂蜜の味はしない。
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駅に戻ると「ハトヤ」の送迎バスが来ていた。駅に着く直前、海沿いに見えたあのホテルへ行くのだろう。バスに乗り込むと幼稚園から小学校低学年といったガキを連れた家族が多いのでうるさいうるさい。ところがバスは走り出すと海とは反対方向にずんずん行ってしまう。えっ、♪前はう~み、後ろ~はハ~ト~ヤ~の~大漁~苑、じゃないの?

街中にある小高い丘ののてっぺんに「ハトヤ」はある。海沿いにあるのは「サンハトヤ」だそうだ(「恨ミ」に出てくるのも「サンハトヤ」)。
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泊まるのは別館。いかにも「悪の秘密基地」向きの建物だ。
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丘の上なので自前で消防隊まで揃えている。
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「ハトヤ」の宿泊客も無料で「サンハトヤ」の海底温泉が利用できるそうなので14時のバスに乗って行くことにする。まずは部屋に着いて一息つく。よく見ると床の間の置物までハトである。
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5分前に行くとさっきの送迎バスより豪華なバスが止まっている。
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急な坂を下っていざ「サンハトヤ」へ。
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フロントの前を通り海底温泉に行こうとするが、海底なのにいったん2階へ上がったりまた下ったり迷路のよう。

海底温泉に入ると中はガランガラン。水槽の魚もガランガラン(笑)。千石風呂と銘打つだけあってだだっ広い。思わず泳ぎたくなるほどだが、「坊っちゃん」ではないのでやめておく。

魚を見るのにも飽きたので外の露天風呂へ。露天は露天なのだが、周囲を囲まれていて殺風景だ。もっとも山側を向いているので開け放つわけにも行くまいが。

何のかんのダラダラと1時間ほど過ごして、待ち合わせのラウンジへ。喉が渇いたのでアイスティーを飲んで席を立つ。「ハトヤ」へ戻るバス乗り場に行く途中の釣堀で、かの有名な「三段逆スライド方式」の文字を発見。「~すればするほど安くなる」の元ネタがココだとは知らなかった。
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バスに乗った途端、先ほど行きのバス内から見た風景が気になってきた。ちょうど駅からの客を乗せるのに駅前で止まったので、ちょっと寄り道してくる、と言って降りる。さぁ、冒険の始まりだ。
by haruhico | 2007-04-16 00:02 | 物欲戦隊ルサンチマン | Trackback | Comments(0)
【物欲戦隊ルサンチマン】第25回 幸せはすぐそばにある
最近めっきり食が細くなったのだが、「デカ盛り」「バカ盛り」のたぐいの話題は大好きだ。

先日、「いきなり黄金伝説」を見ていたら「超人気デカ盛りメニューベスト10を美味しく食べ尽くすトリオ」というのをやっていて、見事「伝説」を達成していた。全てのメニューにおいて量がキロ単位というのもスゴイが、最も心惹かれたのがチャーハン1キロである。

ああ、あの有名な神楽坂飯店の一升チャーハンか、と思ったらさにあらず。カメラが映した先は何かものすごく馴染みのある風景。ひょっとしてあそこじゃね?

あとで調べてみたら思った通りの場所だった。クワバタオハラの小原が1キロ食べ終わって「おかわり」までしたというのだからこれはもう食べるしか、と天気も良いことだし昼飯を食いに外へ繰り出した。

半蔵門線の神保町駅で降りてA7出口を出る。もう20年通い慣れた道だ。すぐ左の道へ入り真っ直ぐ進む。文省堂の旧館があった手前に問題の「徳萬殿」はある。何百回この前を通ったか知らないが、こんな所にそんな「デカ盛り」の店があったなんて。
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ちょうど高校生の集団が10人ほど入っていくのが見えた。嫌な予感がしたが、土曜日は15:00までしか営業していないので寄り道せずに入ることにする。

外からは1Fしかないように見えるが2Fもあって、もう2時前だというのに1Fは満席で、2Fでも相席だった。

メニューは決めてあるので「チャーハン大盛り」(750円)を注文する。相席の男性も「チャーハン」を食べており、普通盛り(600円)でも並の店の大盛り以上のボリュームがある。これは期待できそうだ。

チャーハン以外のメニューも十分デカ盛りで、しばらく神保町へ行く時に昼飯をどこで食べるか悩まずに済みそうだ(日曜定休なのが玉に瑕だが)。

高校生の注文が入ったせいかなかなか出てこない。まぁ、仮に全員チャーハンを頼んだら10キロ以上のチャーハンを作るわけだからおいそれと出来るわけがない。気長に待つことにする。

待っている間に向かいの男性は食べ終わりそそくさと席を立った。待っている間も客は間断なく訪れ、向かいの席はすぐに埋まった。次の男性も「チャーハン大盛り」を注文した。つれづれに店の中を見渡すと、意外なことに芸能人のサインは黄金伝説のものしかない。1Fにいっぱいあるのだろうか。

ようやくチャーハンが届く。向かいの男性の分もほとんど間をおかずに届く。
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皿が大きいためイマイチすごさが伝わらないのでアップで撮ってみる。
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遠近法として間違っている(笑)。

まず一口。普通に美味しい。ただ、量があるせいか薄味。個人的にはもっと塩っ辛いほうが好みだが、とりあえずこのまま食べることにする。上に載っている角切りのチャーシューが美味しい。

2/3ほど食べたところで軽く胡椒を振る。レンゲが止まることもなく、そのまま完食。
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所要時間わずか7分。食べ終わっても何ということはない。大食いの人なら「おかわり!」と言ってしまうのも頷ける。

店を出てショーケースを見直す。
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サンプルよりホンモノの盛りが多い(650円は夜の値段で、ランチメニューだけ特別なのかもしれないが)というのは初めて見た。

徒歩で30秒の「小宮山書店」のガレージセールへ。ここは本の回転が速いので、掘り出し物がある時はトコトンあるが、無い時は徹底して無い。今日は無い方だ。

最初に佐藤大五郎「10日間で将棋が強くなる法」(白揚社)が目に入る。今まで見たことがない(棋書ミシュランにも名前だけしか記述がない)上に驚くほどの美本(1975年初版第5刷)。出版社にも記憶がないのでとりあえず買うことにする。
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3冊まで500円なのであと2冊を探すがこれというものがない。仕方ないので「手塚治虫初期傑作集1ロストワールド」(小学館)を手にする。確か角川文庫版で持っていたと思うがこういう古典は単行本で持っておくのも悪くない。

あと1冊なのだが、どうしても適当な本が見つからない。気分転換に100均の文庫本をチェックしていると、まだ出たばかりの柳広司「新世界」(角川文庫)と、矢野健太郎「数学のおくりもの」(旺文社文庫)を発見。

もう一度虚心坦懐に本棚を見つめる。普段はあまり真面目に見ない全集本も丹念に見ていく。その時、視界の端に見慣れた漢字6文字が見えたような気がした。まさか、そんなものがそんな場所に・・・
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上から3番目に、間違いなく「新幹線大爆破」の文字が。ノベライズ版は例の本しか存在しないはずだ。タイトルだけ同じで全然違う話なのか?

パラパラと頁をめくる。目次には「新幹線大爆破」の英題の1つ「BULLET TRAIN」と原案の加藤阿礼の名が。
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130頁で描き切れるのか。

口絵を見た途端にイヤな予感がする。
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貨物5790列車はディーゼル機関車じゃなくて蒸気機関車だっつーの!(しかもなぜか5293列車と番号が変更されている)

パラパラとめくっていくと「要約」と言いながら70頁かかってもまだ長瀞の現金受渡現場。あと60頁でどうまとめるの?

とりあえず外国人が何人か出てくるし、運転司令長の名前がなぜか「広瀬」(もちろんここは「倉持」でなければ)と滅茶苦茶。そのくせ、「豊橋で下り線に戻ります」の問題発言を収録しているのも謎だ。

そして感動のラストシーン。1980年に書かれているので舞台が新東京国際空港(爆)。

これはトンデモ本として是非永久保存せねば。

ということでようやく3冊になったので精算する。

続いてすずらん通りを横切って「文省堂」へ。100均コーナーに古い英語の参考書が出ていて残らず浚ってくる。大島好道「大島式英単語増殖法」(旺文社)や吉村茂「英単語の公式と対策」(学研)なんてみんな30年以上前の代物だが今見ても勉強になることが書いてある。

今日は土曜日なのでスポーツ&学参の専門古書店「ビブリオ」が開いていて、まず外の棚をチェック。開店した時にゴソッと買って以来、買いたいと思うような本が出てこない。店内もざっと目を通すが野球関係で欲しい本はベラボーな値が付いている。

早々に退散して「羊頭書房」へ。入りしなの文庫本200円以下の棚で谷沢先生の「紙つぶて(全)」(文春文庫)を発見。PHP文庫版は持っているのだが、取り出せない場所(苦笑)にあるのでほとんど読んでいない。こちらは焼けまくっているので、気兼ねなく外へ持ち出せる。どちらもあまり見かけないし、見かけても結構な値段が付いているのでこれ幸いとゲット。

ミステリも何冊か欲しい本があったが、ポケミスのアリンガム「幽霊の死」1冊(1000円)で我慢。

グルリと回ってまたすずらん通りに戻ってきたが、そういえば今年はまだ「神保町古書モール」に行っていなかった。4ヶ月ぶりなので棚の配置が結構変わっている。

まず100円均一コーナーで張本勲「暴れん坊の人間学」(実日新書)を発見。帯付き美本で中を見ても読んだ形跡すらない。前述の「ビブリオ」ならいくらになるだろう(「スーパー源氏」で調べたら1500円。まことに古本は一物二価である)。昨年から集め始めた山本七平の「『御時世』の研究」(文藝春秋)が200円。確か文庫化していないはず。

他に旧「宝石」(岩谷書店)が裸で置かれていたので目次をチェックしながら物色していると、宮原龍雄が名を連ねている「新人中編推薦号」と「入選者大コンクール新鋭二十二人集」があった。前者に収録されている「ニッポン・海鷹」は現在「絢爛たる殺人 本格推理マガジン/特集・知られざる探偵たち」(光文社文庫)に収録されているので比較的簡単に読めるが、後者の「灰色の犬」は「別冊シャレード87 宮原龍雄特集」にも収録されてないので、これでしか読めない。他にも島久平だの狩久だの岡田鯱彦だの珍しいところが揃っているので購入。多少痛みがあっても一冊400円なら文句なし。

外へ出てカバンの中身を整理するともうほとんど一杯だ。今日の本来の目的はチャーハンを食べることと、想定外に戴いた義理チョコのお返しを買うことで、このままではお返しがカバンに入らなくなってしまう(笑)。

途中秋葉原に寄りたかったので水道橋へ向かう。交差点を渡ったところでしばらく「富士鷹屋」にお邪魔していないことを思い出す。外の100均でヴァン・ダインの「カシノ殺人事件」「ウインター殺人事件」が出ていた。ヴァン・ダインなんて古典中の古典は創元推理文庫が責任を持って刊行を続けていると思ったら結構絶版になっていて驚いた。

店に入って目に付いたのは森伸之と図鑑舎「『制服図鑑』通信」のVol.23。ずっと探しているのだがVol.1を見たことがない。いつも2と3はあっても1が無い。そうこう言っているウチに2も3も見かけなくなってきたので一冊800円でも我慢して購入。
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ついでに開店一周年記念セール中の「古書ダイバー」にも足を伸ばしたが、お堅い本ばかりで興味を惹かれるものはナシ。

「池袋古書館」の姉妹店である「SNS神保町店」に寄ると2Fの一角を占めている某メーカーの商品がこっそり半値以下になっていた。中古品だし、版元自身が最近在庫処分価格で販売を始めているのである意味当然の措置なのだが。

送料・銀行手数料込で考えればヤフオクで落とすのと大差ない価格なので、とりあえず中身の予想が付くのを2本だけ買ってきた。2本「だけ」と言っても今日一番の買い物。

ふと気づくと松屋の2Fにある「開放倉庫」が閉店セールをしていた。委託販売の先駆け的なお店で、開店当初は結構儲けさせてもらった。当時はまだ同人誌の中古市場が無くB級品でもよく売れた。

1年くらいでネタ切れとライバル増加のために出品するのを止めて、2年ほど前まではちょくちょく買いに行っていたが、ヤフオクを始めてからめっきり行かなくなった。久しぶりに店内を見てもめぼしいものは何もない。閉店も時代の流れだろう。

荷物も多いし暗くなってきたのでお返しを買うのは明日にしよう。
by haruhico | 2007-03-17 18:04 | 物欲戦隊ルサンチマン | Trackback | Comments(4)