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雖然知道但無法停止
by haruhico
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オレオレ詐欺の必要条件
「オレオレ」と言うことではない。

「おれおれ」言わず巧妙化 宗像の主婦 400万円詐欺被害
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20040302/morning_news003.html
「おれおれ詐欺」の被害が広がっている。福岡県宗像市の一家は二月中旬、被害に遭った。佐賀県で会社員をしている長男(22)を装った「偽息子」から五日連続で電話があり、計四百万円を言われるままに振り込んだ。両親と妹の家族三人が電話口に出ながら見抜けなかった巧妙な手口とは―。
■涙声の偽息子 5日連続電話 家族3人見抜けず
最初に電話があったのは二月十五日夜。「お母さん?」。主婦(51)は三カ月間、声を聞いていなかった一人暮らしの長男と思い込んだ。
「なんね、〇〇ね?」。長男の名前を呼んだのが付け入れられる始まりだった。「携帯電話の番号が変わったから知らせようと思って」。用件はそれだけだった。
翌日、再び電話があった。「昨日教えた番号、間違ってなかったかな」。不自然な電話だったが、長男と信じ切っていた主婦は逆に心配になった。声に元気がないような気がした。「何かあったんじゃない?」
「実は…」。借金の保証人になり、取り立ての男に脅されていると打ち明けられた。途中から涙声になり、よく聞き取れなかった。電話口に出た別の男がすごんだ。「目ん玉をくりぬけば二十万円になる」。頭が真っ白になり、指定口座に百万円振り込んだ。
   ■     ■
結局、四日連続で金を要求され、毎回、違う金融機関の口座に九十万―百十万円を振り込んだ。来年、成人式を迎える長女(19)に振り袖を買うための貯金をはたいた。親せきからも借金した。
本人に連絡すれば確認できたはずだが、巧妙だった。「脅されて会社は辞めた」「自宅を出て野宿している」。連絡を取る手段がないと信じ込まされていた。携帯電話の変更を最初に告げたのも計画的だった。夫(56)も長女も電話を受けたが疑わなかった。
   ■     ■
周到な犯行だったが、意外なところから詐欺が発覚した。
「以前、付き合っていた彼女とやり直したい」。やり取りの中で、偽息子がそう漏らし、主婦は連絡先を教えた。しかし、偽息子と話した女性は「声が違う」と直感し、長男の勤務先に連絡。一家に本物の長男から電話があったのは、最後に金を振り込んだ十九日の夜。宗像署に二十日、被害届を出した。
「今思えば、声は息子と違ったが、こちらからは体調や借金のことを尋ねるばかりで長男しか知り得ない話はしなかった。ただ、『おれおれ』とは一度も言わなかった…。元彼女からもきっと金をだまし取るつもりだったのだろう」。主婦は悔しさで眠れない日が続いている。

by haruhico | 2004-03-02 09:45 | お笑い
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