人気ブログランキング | 話題のタグを見る

雖然知道但無法停止
by haruhico
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
最新のトラックバック
待っているのは壮大な夢オチ?
ネタ元:邦人解放へ-放送メディア上だけに存在するテロだった

今回の事件の物証となるものを大まかに挙げていこう

1.アルジャジーラに届けられたVTR
2.一緒に届いた声明文
3.APに届けられたCD-R
4.犯行グループから送られてきたFAX

基本的にこれしかないはずだ。

しかもFAXについては勝谷雅彦の××な日々が疑念を示している。

さらに「朝日新聞」に「用紙に電話番号などの送信記録は見あたらず、どこから送ってきたのかは不明だという。」という記事がある。

「産経新聞」が問題のFAXを一番大きく載せているが、特定の団体が自己顕示するために使用する定められた書式ではなく、単なる走り書きにしか見えない。

つまり、これが犯行グループによるもの、と断定する材料は何もない。むしろ、2.で指摘された暦の問題が修正されている点や自らの団体名が変わっている点を考えると同一グループではないと考えた方が自然なのかもしれない。

ということは、24時間以内に解放される、という情報の真偽は判然としない。

さらにアルジャジーラのHPを念入りに読むと、「社民党党首の福島瑞穂からFAXが届いている」という記述がある(国際事務機器の自動翻訳による日本語訳はこちら)。

ところが、アルジャジーラへのFAX番号はWorldPeaceNowのマスコミなど意見・応援先リスト一覧にも載ってない。

どうやって彼女はFAXをアルジャジーラに送り、かつ、
The appeals have come in the form of faxes and emails that flooded Aljazeera website after the airing on Aljazeera television of a videotape showing Japanese hostages captured in Iraq.
(イラクで邦人が捕らえられたことを示すVTRをアルジャジーラTVが放映してから、FAXとE-MalによるアピールがアルジャジーラのWebサイトを溢れさせた。)
という状況下で、ちゃんと届かせたのだろうか?党首として明確な回答を望みたい。

また、そんな状況にもかかわらず犯人の人質解放声明のFAXもまたキチンと届いている。しかもゴミ一つない送信状況で。

そして、見逃しがちだがCD-Rの問題がある。

APに届けられたCD-Rに問題の映像が映っていたということだが、もしそうなら必然的にデジタルデータであり、キャプチャーないしはDVカメラからコピーという作業がなければ作れない代物である。

仮に、アルジャジーラに届けられたのが通常のVTRとすれば、犯行グループはビデオカメラで録画してから、PCにキャプチャーしてCD-R化した…というのはあまりにもナンセンスだ。

なぜAPにもビデオテープを送り付けなかったのか?と考えると一つの仮説が浮かび上がってくる。

アルジャジーラに送られたのはDVカメラで撮影されたものではないだろうか。それならば、IEEE1394のI/Fを持つPC(例えばiBookなど)があれば簡単にPCへ取りこめてCD-Rに焼くことができる。

勿論、一度書き込んだデータをPC経由で別のテープに書き込めば2本目のテープを作成することも可能だが、それは何らかの事情で不可能だったのではないか。

こうして見ていくと、事件を構築する物証が非常に危うげな土台の上に成り立っているように感じる。

はたして事件は本当にあったのだろうか?
by haruhico | 2004-04-11 23:42 | お笑い
<< heteheete様トラックバ... 一週間しか読めないのが残念だ >>