雖然知道但無法停止
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VOWの路線ですね。 ..
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>FHIROSE2さん ..
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こちらの記事を拝見せずに..
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>FHIROSE2さん ..
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不覚にも閣下のこの深遠な..
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神話崩壊
カノープス、MTVなどキャプチャ製品のVista対応を断念
-「提供できる完成度を満たすことが困難」
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20070326/canopus.htm

>カノープス株式会社は26日、既発売製品のWindows Vistaへの対応
>状況や対応予定について告知。MTV/MTVXシリーズ、MTU2400などの
>テレビキャプチャ製品でVista対応を断念したことを明らかにした。
>テレビキャプチャやMPEG/DVD関連製品については、MPEG編集ソフト
>「MPEGCraft 3 DVD」と、「なんでも換太郎対応 ハードウェアエンジン」
>のみWindows Vistaに対応する。
>そのほかのMTVXやMTVシリーズ、DNT-888L、DVR-777Uなどのテレビ
>キャプチャ関連製品は全てWindows Vista非対応となる。同社では、
>「対応の可否を検討してきたが、お客さまに提供できる完成度を満たすこと
>が困難なため、Vista対応を断念した」と説明している。
>キャプチャ/DVD関連製品でWindows Vista非対応となるのは以下の
>製品。
>DNT-888L、DVR-777U
>MTVX/MTVシリーズ
>MTU2400シリーズ
>QSTV/USTVシリーズ
>WinDVR PCIシリーズ
>板ちゅ~/豆ちゅ~シリーズ
>テープまるごとDVDシリーズ、テレビまるごと DVD
>上記製品用のオプション、関連ソフトウェア製品
>ビデオ編集関連製品では、ADVC-55/ADVC-110/ADVC-300(Picture
>Controller のプレビュー機能は非対応)/ADVC-700/ADVC-1000/
>ADVC-3000/ADVC-HDM1/HDSC1の各製品がWindows Vistaに
>対応する。
>ビデオ編集ソフト「EDIUS Pro」は次回のメジャーアップデートで対応する
>予定。なお、超編Ultra EDIT2、超編Ultra EDITシリーズについては
>Vista対応が見送られた。
>また、ビデオカードについては、MTVGA 6600P/MTVGA X1300L/
>MTVGA X550/MTVGA X600Pro/MTVGA X700SE/MTVGA
>X800XLの各製品で動作を確認している。ただし、付属ソフトのFEATHER
>は動作しない。

キャプチャー関係は全てカノープスを使っているカノープス信者にとって信じられないニュースが飛び込んできた。国産最強の技術屋のハズだったCanopusが、Vista対応を延期でなく断念したのだ。

別にVistaを使う気など毛頭無い。

しかし、完成度が足りないのでリリースを延期する、というのなら分かるが、ハナからギブアップするというのは、かつて幾多の不可能を可能にしてきたCanopus技術陣を知る信者からすると全く信じられない。外資に買収されるというのはこういう事か。

かつて業界最速のドライバーを誇り、どんなパーツのドライバーでも出来る限りアップデートしてきたユーザー指向の企業の姿はそこにはない。世のグラボが全てリファレンスの焼き直しになる中、ただ一社オリジナル設計に拘ったためにnVideaにチップ供給を止められた尊敬すべき技術屋の気骨はどこに行ってしまったのだろう。
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by haruhico | 2007-03-28 02:16 | 真面目な話 | Trackback | Comments(0)
巨星墜つ
クレージーキャッツの植木等さん死去
http://www.nikkansports.com/entertainment/f-et-tp0-20070327-175927.html

>映画「無責任」シリーズなどで知られ、歌手としても活躍した日本を代表
>するコメディアンの植木等(うえき・ひとし)さんが27日午前10時41分、
>呼吸不全のため東京都内の病院で死去した。80歳。三重県出身。葬儀・
>告別式は近親者のみで行う。後日、お別れの会などを開く予定。
>57年から「クレージーキャッツ」のメンバーとして活動。61年に青島幸男
>さん作詞の「スーダラ節」が大ヒットし国民的人気者に。翌年の「ニッポン
>無責任時代」に始まる映画「無責任」シリーズで、日本中にブームを巻き
>起こした。テレビのバラエティー番組「シャボン玉ホリデー」では「お呼び
>でない」など多くの流行語を生んだ。
>歌手としては「スーダラ節」のほかに「五万節」「ハイそれまでョ」などのヒット
>がある。93年に紫綬褒章、99年に勲4等旭日小綬章。
>植木さんは今年1月、食欲不振を訴え、都内の病院に入院。今月8日には
>一時自宅に戻ったものの、翌9日に再入院。今月中旬には病状が悪化し、
>この日、妻登美子さんと娘3人にみとられて、静かに息を引き取った。

昭和を代表するスーパースターがまた一人鬼籍に入った。

人間は必ず死ぬ。
植木等は人間である。
よって植木等は必ず死ぬ。

という三段論法は分かっちゃいるけど、この人は不死身だと思っていた。
あの突き抜けるような笑い声はもう聴けない。

世代的にはドリフ世代なのだが、高校の時にサークルの先輩から借りた「クレイジーキャッツ・ベスト」が私の人生を変えたと言っても過言ではない。「シャボン玉ホリデー」の映像を求めて「テレビ探偵団」を必死に録画したのもいい想い出だ。

青島さんの葬儀に参列した時の姿で相当ヤバそうな事は分かっていたが、それにしてもあっけなかった。

慎んでご冥福をお祈り致します。

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秘蔵のDVDから抜いてきたCMでの植木さん(当時29歳!)。
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by haruhico | 2007-03-27 22:56 | Trackback(2) | Comments(6)
復縁したんじゃなかったのか?
カメラマンの鴨志田穣さんが死去
http://www.asahi.com/obituaries/update/0320/005.html

>鴨志田 穣さん(かもしだ・ゆたか=カメラマン・エッセイスト)が20日、腎臓
>がんで死去、42歳。葬儀は近親者のみとし、後日「お別れの会」を開く。
>喪主は元妻で漫画家の西原理恵子さん。
>高校卒業後、タイに渡り内戦のカンボジアなどでカメラマンとして活動。著書
>に西原さんとの共著「アジアパー伝」、アルコール依存症を克服した体験を
>もとにした私小説「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」など。

mixiの西原コミュで話題になっていて驚いた。

しょっちゅう「死にかけた」「今度酒を飲んだら死にます」なんてネタにされていたので、いいかげん慣れっこになっていた。肝不全とかならまだしも腎臓がんだったとは。

ちょっと前の「毎日かあさん」で復縁を匂わすような描写があったので、めでたし、めでたし、と思っていたのだが、あれは覚悟の退院だったのだろうか。

慎んでご冥福をお祈りいたします。
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by haruhico | 2007-03-21 02:25 | Trackback | Comments(3)
【物欲戦隊ルサンチマン】第25回 幸せはすぐそばにある
最近めっきり食が細くなったのだが、「デカ盛り」「バカ盛り」のたぐいの話題は大好きだ。

先日、「いきなり黄金伝説」を見ていたら「超人気デカ盛りメニューベスト10を美味しく食べ尽くすトリオ」というのをやっていて、見事「伝説」を達成していた。全てのメニューにおいて量がキロ単位というのもスゴイが、最も心惹かれたのがチャーハン1キロである。

ああ、あの有名な神楽坂飯店の一升チャーハンか、と思ったらさにあらず。カメラが映した先は何かものすごく馴染みのある風景。ひょっとしてあそこじゃね?

あとで調べてみたら思った通りの場所だった。クワバタオハラの小原が1キロ食べ終わって「おかわり」までしたというのだからこれはもう食べるしか、と天気も良いことだし昼飯を食いに外へ繰り出した。

半蔵門線の神保町駅で降りてA7出口を出る。もう20年通い慣れた道だ。すぐ左の道へ入り真っ直ぐ進む。文省堂の旧館があった手前に問題の「徳萬殿」はある。何百回この前を通ったか知らないが、こんな所にそんな「デカ盛り」の店があったなんて。
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ちょうど高校生の集団が10人ほど入っていくのが見えた。嫌な予感がしたが、土曜日は15:00までしか営業していないので寄り道せずに入ることにする。

外からは1Fしかないように見えるが2Fもあって、もう2時前だというのに1Fは満席で、2Fでも相席だった。

メニューは決めてあるので「チャーハン大盛り」(750円)を注文する。相席の男性も「チャーハン」を食べており、普通盛り(600円)でも並の店の大盛り以上のボリュームがある。これは期待できそうだ。

チャーハン以外のメニューも十分デカ盛りで、しばらく神保町へ行く時に昼飯をどこで食べるか悩まずに済みそうだ(日曜定休なのが玉に瑕だが)。

高校生の注文が入ったせいかなかなか出てこない。まぁ、仮に全員チャーハンを頼んだら10キロ以上のチャーハンを作るわけだからおいそれと出来るわけがない。気長に待つことにする。

待っている間に向かいの男性は食べ終わりそそくさと席を立った。待っている間も客は間断なく訪れ、向かいの席はすぐに埋まった。次の男性も「チャーハン大盛り」を注文した。つれづれに店の中を見渡すと、意外なことに芸能人のサインは黄金伝説のものしかない。1Fにいっぱいあるのだろうか。

ようやくチャーハンが届く。向かいの男性の分もほとんど間をおかずに届く。
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皿が大きいためイマイチすごさが伝わらないのでアップで撮ってみる。
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遠近法として間違っている(笑)。

まず一口。普通に美味しい。ただ、量があるせいか薄味。個人的にはもっと塩っ辛いほうが好みだが、とりあえずこのまま食べることにする。上に載っている角切りのチャーシューが美味しい。

2/3ほど食べたところで軽く胡椒を振る。レンゲが止まることもなく、そのまま完食。
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所要時間わずか7分。食べ終わっても何ということはない。大食いの人なら「おかわり!」と言ってしまうのも頷ける。

店を出てショーケースを見直す。
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サンプルよりホンモノの盛りが多い(650円は夜の値段で、ランチメニューだけ特別なのかもしれないが)というのは初めて見た。

徒歩で30秒の「小宮山書店」のガレージセールへ。ここは本の回転が速いので、掘り出し物がある時はトコトンあるが、無い時は徹底して無い。今日は無い方だ。

最初に佐藤大五郎「10日間で将棋が強くなる法」(白揚社)が目に入る。今まで見たことがない(棋書ミシュランにも名前だけしか記述がない)上に驚くほどの美本(1975年初版第5刷)。出版社にも記憶がないのでとりあえず買うことにする。
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3冊まで500円なのであと2冊を探すがこれというものがない。仕方ないので「手塚治虫初期傑作集1ロストワールド」(小学館)を手にする。確か角川文庫版で持っていたと思うがこういう古典は単行本で持っておくのも悪くない。

あと1冊なのだが、どうしても適当な本が見つからない。気分転換に100均の文庫本をチェックしていると、まだ出たばかりの柳広司「新世界」(角川文庫)と、矢野健太郎「数学のおくりもの」(旺文社文庫)を発見。

もう一度虚心坦懐に本棚を見つめる。普段はあまり真面目に見ない全集本も丹念に見ていく。その時、視界の端に見慣れた漢字6文字が見えたような気がした。まさか、そんなものがそんな場所に・・・
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上から3番目に、間違いなく「新幹線大爆破」の文字が。ノベライズ版は例の本しか存在しないはずだ。タイトルだけ同じで全然違う話なのか?

パラパラと頁をめくる。目次には「新幹線大爆破」の英題の1つ「BULLET TRAIN」と原案の加藤阿礼の名が。
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130頁で描き切れるのか。

口絵を見た途端にイヤな予感がする。
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貨物5790列車はディーゼル機関車じゃなくて蒸気機関車だっつーの!(しかもなぜか5293列車と番号が変更されている)

パラパラとめくっていくと「要約」と言いながら70頁かかってもまだ長瀞の現金受渡現場。あと60頁でどうまとめるの?

とりあえず外国人が何人か出てくるし、運転司令長の名前がなぜか「広瀬」(もちろんここは「倉持」でなければ)と滅茶苦茶。そのくせ、「豊橋で下り線に戻ります」の問題発言を収録しているのも謎だ。

そして感動のラストシーン。1980年に書かれているので舞台が新東京国際空港(爆)。

これはトンデモ本として是非永久保存せねば。

ということでようやく3冊になったので精算する。

続いてすずらん通りを横切って「文省堂」へ。100均コーナーに古い英語の参考書が出ていて残らず浚ってくる。大島好道「大島式英単語増殖法」(旺文社)や吉村茂「英単語の公式と対策」(学研)なんてみんな30年以上前の代物だが今見ても勉強になることが書いてある。

今日は土曜日なのでスポーツ&学参の専門古書店「ビブリオ」が開いていて、まず外の棚をチェック。開店した時にゴソッと買って以来、買いたいと思うような本が出てこない。店内もざっと目を通すが野球関係で欲しい本はベラボーな値が付いている。

早々に退散して「羊頭書房」へ。入りしなの文庫本200円以下の棚で谷沢先生の「紙つぶて(全)」(文春文庫)を発見。PHP文庫版は持っているのだが、取り出せない場所(苦笑)にあるのでほとんど読んでいない。こちらは焼けまくっているので、気兼ねなく外へ持ち出せる。どちらもあまり見かけないし、見かけても結構な値段が付いているのでこれ幸いとゲット。

ミステリも何冊か欲しい本があったが、ポケミスのアリンガム「幽霊の死」1冊(1000円)で我慢。

グルリと回ってまたすずらん通りに戻ってきたが、そういえば今年はまだ「神保町古書モール」に行っていなかった。4ヶ月ぶりなので棚の配置が結構変わっている。

まず100円均一コーナーで張本勲「暴れん坊の人間学」(実日新書)を発見。帯付き美本で中を見ても読んだ形跡すらない。前述の「ビブリオ」ならいくらになるだろう(「スーパー源氏」で調べたら1500円。まことに古本は一物二価である)。昨年から集め始めた山本七平の「『御時世』の研究」(文藝春秋)が200円。確か文庫化していないはず。

他に旧「宝石」(岩谷書店)が裸で置かれていたので目次をチェックしながら物色していると、宮原龍雄が名を連ねている「新人中編推薦号」と「入選者大コンクール新鋭二十二人集」があった。前者に収録されている「ニッポン・海鷹」は現在「絢爛たる殺人 本格推理マガジン/特集・知られざる探偵たち」(光文社文庫)に収録されているので比較的簡単に読めるが、後者の「灰色の犬」は「別冊シャレード87 宮原龍雄特集」にも収録されてないので、これでしか読めない。他にも島久平だの狩久だの岡田鯱彦だの珍しいところが揃っているので購入。多少痛みがあっても一冊400円なら文句なし。

外へ出てカバンの中身を整理するともうほとんど一杯だ。今日の本来の目的はチャーハンを食べることと、想定外に戴いた義理チョコのお返しを買うことで、このままではお返しがカバンに入らなくなってしまう(笑)。

途中秋葉原に寄りたかったので水道橋へ向かう。交差点を渡ったところでしばらく「富士鷹屋」にお邪魔していないことを思い出す。外の100均でヴァン・ダインの「カシノ殺人事件」「ウインター殺人事件」が出ていた。ヴァン・ダインなんて古典中の古典は創元推理文庫が責任を持って刊行を続けていると思ったら結構絶版になっていて驚いた。

店に入って目に付いたのは森伸之と図鑑舎「『制服図鑑』通信」のVol.23。ずっと探しているのだがVol.1を見たことがない。いつも2と3はあっても1が無い。そうこう言っているウチに2も3も見かけなくなってきたので一冊800円でも我慢して購入。
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ついでに開店一周年記念セール中の「古書ダイバー」にも足を伸ばしたが、お堅い本ばかりで興味を惹かれるものはナシ。

「池袋古書館」の姉妹店である「SNS神保町店」に寄ると2Fの一角を占めている某メーカーの商品がこっそり半値以下になっていた。中古品だし、版元自身が最近在庫処分価格で販売を始めているのである意味当然の措置なのだが。

送料・銀行手数料込で考えればヤフオクで落とすのと大差ない価格なので、とりあえず中身の予想が付くのを2本だけ買ってきた。2本「だけ」と言っても今日一番の買い物。

ふと気づくと松屋の2Fにある「開放倉庫」が閉店セールをしていた。委託販売の先駆け的なお店で、開店当初は結構儲けさせてもらった。当時はまだ同人誌の中古市場が無くB級品でもよく売れた。

1年くらいでネタ切れとライバル増加のために出品するのを止めて、2年ほど前まではちょくちょく買いに行っていたが、ヤフオクを始めてからめっきり行かなくなった。久しぶりに店内を見てもめぼしいものは何もない。閉店も時代の流れだろう。

荷物も多いし暗くなってきたのでお返しを買うのは明日にしよう。
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by haruhico | 2007-03-17 18:04 | 物欲戦隊ルサンチマン | Trackback | Comments(4)
ああっ!女神さま
長山洋子 IT米国人社長と真剣交際
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2007/03/12/01.html

>人気演歌歌手の長山洋子(39)が、IT関連の人材派遣会社を経営する米国
>人社長(38)と結婚を前提に真剣交際していることが11日、分かった。昨年
>9月のテレビ共演がきっかけ。社長が熱烈なラブレターを送り、交際へ発展
>した。社長は周囲に「結婚する」と明かしており、一気にゴールインする可能
>性もある。
>演歌界屈指の美人歌手が米国人のセレブ社長と国際結婚しそうだ。
>お相手は、IT関連の人材派遣会社「スキルハウス・スタッフィング・ソリュー
>ションズ」(東京都港区)を経営するマーク・スミス社長。13年前に米フロリダ
>から来日し、2年半前に同社を設立。優秀な技術者を派遣することで業績を
>伸ばし、年商20億円の会社に成長させた。高級スーツが似合うイケメンだ。
>長山はアイドル歌手でデビューして24年、演歌転向15年目で初のロマ
>ンス発覚。出会いは、昨年9月。TBS系「世界バリバリ★バリュー」で、
>女性芸能人が独身社長を直撃する名物企画があり、マーク社長が長山を
>指名した。というのも、時間があれば六本木のカラオケバーで自慢のこぶし
>を披露しているほど大の“演歌好き”。仕事で使う車も演歌のCDが山積み
>で、私生活では吉幾三(54)と親交がある。
>番組の中では、長山の「絆(きずな)」を2人で仲良くデュエット。しっとりと
>和服が似合う元アイドルの美ぼうに社長はすっかりメロメロで、その後、熱烈
>なラブレターで愛を告白。日本語と英語をごちゃ混ぜにユニークなトークを
>繰り広げる明るい人柄に引かれていた長山も、真剣で情熱的な姿勢に心を
>打たれた。冷蔵庫に子持ちししゃもがあるなど食事が“日本好き”なところも
>気に入ったようで、都内のレストランで食事をするなどデートを重ねて、現在
>は結婚を前提に交際している。
>今月に入って、社長は親しい人たちに「結婚する」と明かしており、一気に
>ゴールインする可能性も。長山は先月末に発売した新曲「洋子の…新宿
>追分」に関連し「39歳になって見えるものが増えてきた」と話しており、公私
>ともに充実した中で愛を成就させることになりそうだ。
>◆長山 洋子(ながやま・ようこ)1968年(昭43)1月13日、東京都生まれ
>の39歳。幼少から民謡を学び、高校入学後、作曲家の市川昭介氏に師事。
>84年アイドルブームに乗って「春はSARASARA」でデビュー。女優活動
>後、93年に「蜩―ひぐらし―」で演歌に転身。95年“でもね”のポーズで
>「捨てられて」がヒットし、03年の「じょんから女節」は三味線の立ち弾きで
>ロングヒットさせた。趣味はドライブ、好物はワイン。血液型AB。

はぁ(タメイキ)。

長山様ももう39歳ですから、いつ結婚されてもおかしくないのですが、相手がガイジンのIT系社長とはねぇ。スポニチの「飛ばし」かと思ったら今日になって他紙が追随してきました。

スキャンダル処女なのはバーニングの周防社長が睨みを利かせていたからだと思いますが、それだけにマスコミに出たということは既定路線なのでしょう。一ファンとして心よりお祝い申し上げます。

さて、我が5人の女神様のうち、残る独身は沢口様だけ。というか、なんで私が毛嫌いするような相手(バツイチだとか相撲取りだとかトレンディ俳優だとか)とばかり結婚(一応長山様は「まだ」だが)してしまうのだろう。

沢口様も松岡修造(「東宝」社長令息)となら美男美女で祝福する気にもなれたが、釣り合う芸能人がいないものなあ(阿部ちゃんくらいか・笑)。平成の「原節子」として女優道を全うしてもらうしかないか。

P.S.YouTubeで見つけた長山様の演歌転向後唯一の「ヴィーナス」
http://www.youtube.com/watch?v=3xQnFYhnZxs
唄い方が演歌だorz。
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by haruhico | 2007-03-14 01:38 | プロファイリング | Trackback(1) | Comments(2)
ありえへん!
最近少し熱が冷めたが、一時期は明けても暮れてもヤフオク三昧(買い一辺倒だが)だった。

その時の名残として膨大なアラートが残っており、該当する商品を落札しても、その後の相場を見るために削除せずにいた。

なので、毎日何かしらのアラートメールが届いているのだが、今日は全く予期しないアラートが届いた。

★即決新品DVD★ 飯島真理/collage
http://page14.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/s52655812
>飯島真理デビュー25周年を記念して「noire」「MARRON」「in ATCHOO!」
>の3作品を2枚組DVDに収録したファン待望の映像作品集。

は!?まりンのLive&プロモビデオの3本セットなんて、んなアホなもんがこの世にあるワケない。海賊版じゃないの?

と思ってビクターのHPを調べてみた。

@Victor Entertainment 作品詳細 飯島 真理 collage(コラージュ)
http://www.jvcmusic.co.jp/-/Discography/A000283/VIBL-372.html
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≪作品内容≫
飯島真理の映像3作品を、2枚のDVDに収録したスペシャル・パッケージ。すべて、初復刻/初DVD化。
■DISC 1■
=============================================
【noire(ノワール)~Mari Iijima First Concert~】(59分)
オリジナル発売:1984年6月21日
1984年4月19日渋谷公会堂にて収録されたライブ映像作品

01.オーバーチュア~グレース
02.ガラスのこびん
03.会えない時も
04.Birthday
05.シンデレラ
06.Marcy Deerfield
07.Rulie
08.Mr.Groovy!
09.My Best Friend
10.まりン
11.Melody
12.天使の絵の具
13.Secret Time

■DISC 2■
=============================================
【MARRON】(29分)オリジナル発売:1984年12月16日
 スリランカ・ロケによるPV&イメージ映像作品

01.憧れ
02.1グラムの幸福
03.レダ
04.Marcy Deerfield
05.MARRON(インスト)
06.MAKING OF MARRON
07.1グラムの幸福 -プロモーション・ビデオ・ヴァージョン-
------------------------------------------------------
【in ATCHOO!】(37分) オリジナル発売:1985年12月16日
 ロンドン・ロケ、ライブ映像等をまじえた映像作品
 1985年8月2日読売ランドEAST にて収録(11~14)

08.プロローグ -ミックの部屋-
09.瞳はエンジェル -ロンドンのレコーディング風景~追跡
10.二つの風船
11.Mr.Groovy!
12.Secret Time
13.Melody
14.ラストシーン -Barにて- 3つのルール(インスト)
15.セシールの雨傘 -プロモーション・ビデオ完全版-

うわっ!発売したばっか(2007/3/7)だよ。

よく見ると、「MARRON」と「in ATCHOO!」の発売日が誕生日(12/16)だったりする。奇遇だねぇ。

「MARRON」はVHSを持ってたけど、「in ATCHOO!」はヤフオクでLDを落札(もLDプレイヤーがご機嫌斜めでDVD化保留中・爆)したし、「noire」に至っては、知人のデッキを頼りにβテープを落札したのに(泣)。しかも、その知人のβデッキまで現在故障中orz。ありえへん。

βだから新品未開封(驚)でも安かったけど、中古VHSテープを叩き合いの末、1万円台で落とした人間は今頃シビレてるだろうね。まさか22年も経て復刻するとは思わんもの。

まだ何かあったよな、と思ったら「Roseライブ」があった。DVD2枚組にするなら十分入れられるはずなのに何で?

ついでに新たなベストアルバムまで出ている。

palette(パレット)
http://www.jvcmusic.co.jp/-/Discography/A000283/VICL-62296.html
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#1
01 Blueberry Jam
02 きっと言える
03 ひみつの扉
04 Marcy Deerfield
05 Mr.Groovy
06 愛・おぼえていますか
07 天使の絵の具(Single Version)
08 1グラムの幸福
09 いつものパーティー(Single Version)
10 僕の魔法
11 セシールの雨傘(Single Version)
12 フォトグラフ
13 嘆きのスーパースター
14 遙かな微笑み ―黄土高原―
15 スコールの少年
16 I Love Youは言えない(Special Long Version)

#2
01 Shine Love
02 Marcy Deerfield
03 シグナル
04 Melody
05 Birthday
06 天使の絵の具
07 1グラムの幸福
08 いつものパーティー
09 midori
10 フォトグラフ

すべての"シングル"レコードのA・B面を収録したベストアルバム「CDファイル」でも、リン・ミンメイ名義の曲も含めたベストアルバム「Gold~BEST ONE」でも、なぜかカットされ続けてきた幻の名曲「スコールの少年」(12inchシングル「遙かな微笑み ―黄土高原―」収録)が初CD化

あ、「I Love Youは言えない(Special Long Version)」12inchシングルに収録されてたバージョンは初CD化かも。でもムダに長いだけだから。

さらに紙ジャケット版で、長らく絶版中だった名盤「KIMONO STEREO MARI IIJIMA/GREY」まで復刻とはねえ。唯一、廉価版(「音蔵」)を出さなかったのでヤフオクで高騰してたのに。(しかも御本人絶賛の音質らしいorz)

もちろん12inchシングルは持ってますとも、ええ。ビクターさん、商売がえげつないよ(泣)。

さりげなく「スプーンおばさん」ED「リンゴの森の子猫たち」(「CDファイル」に"のみ"収録)を外すあたり、まだ何か隠し球を用意しているのでしょうか。「GIRLFRIEND」のアカペラ一人多重録音版(ラジオのジングルで使用)辺りを発掘してもバチは当たらないと思うんだけどなぁ。

そのくせ「Marcy Deerfield」と「1グラムの幸福」が重複してるし。
※disc:2はインスツルメントアルバム「STARLIGHT,MOONSHADOW」の再発(但し曲順は変更)

あとはベスト&LIVE盤の「VARIEE」の紙ジャケ復刻待ち(これだけCDを持ってない)ですか。
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by haruhico | 2007-03-14 00:18 | 面白ニュース | Trackback | Comments(0)
ボストンからの「シベリア超特急」
元ネタ:スゴイ奴が来るらしい

子供の頃からクラシックは苦手だった。何しろ膨大な曲数があり、演奏家だって星の数ほどいる。何を聴いたら良いんだかサッパリ分からない。特に交響曲は何を聴いても同じに聞こえる(「運命」と「第九」と「新世界」の区別くらいは付くが)。

高校の時の親友がクラシックファンで、休みの日には「第九」を5枚だったか6枚だったか聴き比べをするというのを聞いて呆れたことがある。何でわざわざ同じ曲を(まして、どれも同じに聞こえる交響曲を)色々買いそろえて聴くのか。「~ならこの1枚」という定評のあるCDが1枚あればいいんじゃないの?としか思えなかった。

そんな私にも縁あって好きなクラシック曲が3つある。ヴィヴァルディの「四季」、バッハの「ゴールドベルク変奏曲」、リストの「超絶技巧練習曲」だ。

「四季」はたまたま家にイ・ムジチ合奏団のカセットテープ(1959年版・Vn:フェリックス・アーヨ)があり、それこそすり切れるほど聴き込んだ。引っ越しのドサクサで紛失してからはしばらく聴いていなかったので、先日同じイ・ムジチ合奏団のCD(1982年版・Vn:ピーナ・カルミレッリ)を手に入れて聴いてみたらあまりの違いに驚いた。少なくともカルミレッリ版はくつろぎたい時に聴くものではない。ちなみに好きな順に「夏」「春」「秋」「冬」。

「超絶技巧練習曲」は代ゼミの矢木先生が授業中に勉強の仕方を話す際に話題として取り上げていて、大学に入ってから何の気なしにラザール・ベルマンのCD(1963年版)を購入した。選んだ理由はジャケットが格好良かった(爆)ことと帯の「リヒテルと私が四手でかかっても、ベルマンには敵わない―エミール・ギレリス」という惹句が意味ありげだったことで、あとで調べるとこれもアーヨ版の「四季」同様定番中の定番(にもかかわらず現在絶版・泣)ということが分かった。買ってすぐ聴いた時に「前奏曲」と「練習曲 イ短調」の壮絶な弾きっぷりにシビレたが、しばらくして全く聴かなくなってしまった。

先日、ひょっこり思い出して聞き始めたらまたハマってしまい、あるピアニストの演奏評を読んで、アメリカのamazonで片っ端から「超絶技巧練習曲」を試聴したが、どれ1つとして満足行く演奏がなかった。他を聴けば聴くほどベルマンの「Mazeppa」(リンク先は1956年版)が尋常でないのかが明らかになってくる。名盤といわれる所以であろう。

最後に今回聴きに行った「ゴールドベルク変奏曲」である。

私が小学生の頃、オヤジがシーラ・オストランダー「スーパーラーニング」(朝日出版社)という本に影響されて(確か本の中で勧めていたハズ)買ってきたのがグールドの1955年版疑似ステレオ録音のカセットだ。カセットがFeCr(TypeⅢ)のDUADだったことを未だに覚えている。買ってきた時期を考えると81年版はまだ発売されていない。これも「四季」同様カセットがすり切れるほど聴いたし、ライナーノーツも読み込んだ。

55年版を聴いていて何かヘンな音が混じっているなと思ったがその謎は高校の音楽の授業中に解明された。月一くらいのペースでオペラやクラシックのビデオを見るのだが、そこでたまたまグールドについてのビデオを見る機会があり、演奏しながら鼻唄を大音量で唄っている(録音中なのに!)事が分かった。意識して聴き直すとやっぱり唄っている。55年版は録音技術者が一生懸命消したとみえて幽霊の声のようにしか聞こえないが、1981年版はハッキリと聞こえる(苦笑)。しかも旋律と関係ない(爆)!一人静かに部屋で聴いていると突如として背中の方から謎の声がするのはやっぱり気味が悪い。

81年版を最初に聴いたのはいつのことだろうか。大学に入ってからは間違いないのだが、最初のアリアのテンポが遅い上に55年版が頭に叩き込まれていたせいか、繰り返し部分を冗長に感じて酷評していたが、今、書きながら55年版(38'24)と81年版(51'20)を聴き比べて(すでに書き始めて1時間半以上経過・苦笑)みると意外に81年版はメリハリが利いている事を発見した(81年版を通して聴いたのは数年ぶり)。遅いことは確かに遅いのだが、曲によっては55年版より速いのでは?と思える部分もある。55年版が一本調子にスピードとシンプルさを追求したとしたら、81年版はトータルバランスを追求したと言えるだろう。よくよく考えれば、55年版のカセットを紛失したあと、長い間この81年版とコープマンの演奏ばかり聴いていたのだから全く合わないということもないのだ。

81年版を嫌いになった理由の1つは、浪人時代にお茶の水のディスクマップでコープマン「ゴルトベルク変奏曲」(87年録音・62'21)を聴いて衝撃を受けた事もあるだろう。某所で酷評されていて、読むごとにカチンと来るが、全編これ装飾音の固まりで、55年版のあっさり味に対してコテコテの重厚な味わいながら、それでいて装飾音の量がハンパじゃなく多いため、演奏時間が81年版より10分長いにもかかわらず演奏者が音を紡ぎ出すスピードは決して遅くはない。派手な演奏だが遊び心があって何度聴いても飽きない。

その後、たまたまブックオフで手に入れたのがピノックの「ゴルトベルク変奏曲」(80年録音・60'45)。コープマンとピノックがチェンバロ(グールドとシェプキンはピアノ)なので対比しやすいのだが、コープマンが数学的秩序を保って最後のアリア以外の反復を同じ形に整えているのに対して、ピノックは曲ごとに反復の型を変えているので、コープマンを聞き慣れている耳には予期しない音が突然飛び込んでくるので心臓に悪い。また、全体の演奏時間はコープマンより短いものの(実際は反復を飛ばしているから短いだけ)、スピードが命の第12変奏を蠅の止まりそうな遅さで弾いたりして、間延びした印象を受ける。その点を除けば過剰さのない教科書的演奏で、グールドやコープマンの良さを測る物差しとなる演奏とも言える。

「ゴールドベルク変奏曲」に対する私の立ち位置はこの辺にして(笑)、そろそろコンサート当日のお話に。

あらかじめコンサートに行くと言いふらしていたので、ほぼ定時で仕事場から離脱。明日トラブルになっていないかちょっとコワイ(苦笑)。

開場時間を30分勘違いしていて、現場に着くと外に当日券を待つ人の列しかいなかった。

早めに来たのは、前に引用したのとは別の毎日新聞の記事で触れられていたCDの販売がお目当てだったのだが、仕方がないので近くの商業施設の本屋で時間を潰す。

開場時間を少し過ぎたあたりで戻ってきたので、会場前の行列は見なかったが、クロークが混雑していた。クラシックのコンサートだとこんなモノがあるのかと感心した。預けても良かったのだが、帰りが大変そうなのでCDを即売しているところへ直行する。シェプキンのCDを全部持ってきたのかと思いきや、販売しているのは「THE GOLDBERG VARIATIONS」のみ(@2500円)。ただし購入者には終演後サイン会の特典が(驚)。もちろん一も二もなく購入する。

席についてあたりを見渡す。ステージにはスタインウェイのピアノが1台ポツンと置かれている。舞台から向かって左手の席なので手元が余りよく見えない。

空いてる席は結構あったが、私の席は2組の2人組の谷間でちょっと窮屈。座ろうとした瞬間、コートの裾が隣の席にかかって隣のオヤジが嫌そうに咳払いをする。うわっ、感じ悪。まだ演奏前なんだし堅いこと言うなよ。

座ってみるとさすがはS席、前回神奈川県立音楽堂に行った時(自由席だけど)には前の席との間隔が狭くてエコノミークラス症候群一歩手前になったけど、今回は足許がゆったりしていてのんびり出来る。

リアル知人がウチの記事を見てチケットを取ったらしいのだが、私よりずいぶん後に取ったのに私より一列前だという。席番号のあたりを見てもまだ誰も座っていない。とりあえず広告とプログラムに目を通す。

このトリフォニーホールは「ゴルトベルク変奏曲」にこだわりがあるらしく、年内にあと3回もこの曲のコンサートがあるという。それぞれアコーディオンとパイプオルガンとピアノと、演奏家だけでなく楽器までも様々に取り揃えている。中でもパイプオルガンの「ゴルトベルク変奏曲」というのは全く想像がつかないので、土曜日(10/20)だし、余裕があったら聴きに行ってみたい。

演目は

J.S.バッハ/カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちに寄せて」変ロ長調 BWV992 (1704)
ソフィア・グバイドゥーリナ/シャコンヌ (1962)
J.S.バッハ/ゴルトベルク変奏曲 ト長調 BWV988 (1741-2)

で、クラシックに暗い私はもちろん前の2曲を全く知らない(苦笑)。

プログラムを読むと古典的なバッハと前衛的なグバイドゥーリナを取り合わせてレパートリーの幅の広さを見せつけようとしているようだ。

開演近くになってようやく知人が席に着いた。時間も時間だし、とりあえずアイ・コンタクトだけとっておく。

開演時間になってシェプキンが入ってくる。拍手の中観客にお辞儀をする。ダランと垂らした両腕の位置が何かヘンだ。よく見るとさすがに大きな手をしている。

聴いたことがないので、全体よりも個々のフレーズに目が行き、数学的厳密さをもって積み上げられている感じを受ける。いかにもバッハ的だが、既にRealAudioで聴いているシェプキン独特の「軽さ」も随所に見せていた。

これを書くために調べていたら、グールド以前の「ゴールドベルク変奏曲」として著名なWanda Landowskaの「Legendary Performers: Landowska」にこの「最愛の兄の旅立ちに寄せて」が「ゴールドベルク変奏曲」全曲と共に納められているのは単なる偶然の一致だろうか。

1曲弾き切っていったん下手へ。どうもこの辺のクラシックのお約束というのが分からない。拍手の量もそんなにせんでもいいのでは?というほど1曲目から飛ばしている。

2曲目は作曲者すら知らない現代曲。曲としてはいつ「芸術は爆発だ!」(by TARO)と叫んでもおかしくないような(古い喩えだが)1曲目とは対照的な曲。というか、火曜サスペンス劇場の効果音を延々と聴かされている感じここの1曲目にサンプルがあります)。フォルテシモが力強く、技巧的なところも聴かせる。シェプキンのレパートリーに「超絶技巧練習曲」のNo.8 Wilde Jagdがあるのも頷ける。

さあ、指慣らしが済んでいよいよ本番、と思いきやここで20分の休憩ということでずっこける。次は1時間を超える(シェプキンのCDだと71'53)の大曲だけにいったん間を置きたいのか。

観客がゾロゾロ席を立って周りに空席が出来る。こんな幕間があるならココを目指してちゃんと仕事してくれば良かったか(笑)。

知人が席を立ってこちらにやってきた。2月一杯仕事が詰まっていて、ようやく解放された(ムリヤリ離脱してきた?)ので一息つくためにこのコンサートに来ることにしたという。ついでに銀座の吉村芳生さんの個展も見てきたというので感想を聞いた。もちろん私はとっくの昔に行ってきている(忙しくて記事を書く余裕がないだけ)。知人は今回見に行くのが初めてなので、2回目の私とはちょっと違った感想。評価が高いことには違いないのだが。

また隣のオヤジが戻ってくると煩そうなので、世間話も早々に打ち切って小用を足しに行く。ついでにCDの売れ行きを見ると完売していた。まあ、サイン会が付かなくても日本ではまだ入手困難なCDだからアタリマエだろう。

戻ってくると隣の夫婦は席に戻っていた。あたりを見渡すとポツン、ポツンと空席があるもののだいたい埋まっている。値段が値段だし(知人も値段で決めたという)まあ妥当なところか。ところが、幕間が終わりかける頃、突然隣の夫婦が席を立った。これから大一番だというのにどこへ行くのか。曲に入ってから戻ってくるなんて大迷惑だろ?と思っていたらそのまま帰ってこなかった(爆)。何か急用でも入ったのだろうか?

記事を書いてからずっとRealAudioをヘビロテで聴いていたので特に違和感もなく入れた。モチロン生音が心地いい。CDとライブでは全く違う演奏家もいるらしいが、どちらかといえばライブでもCDに近いパフォーマンスを出せるタイプのようだ。

RealAudioで聴き慣れた第2変奏まででもミスタッチらしきものは認められたが、名にし負う難曲だけにライブならこの程度は仕方ないのだろう。

Amazonの方にしかRealAudioがなかった第5変奏で局面が一変した。CDの演奏自体充分に速い(1'20)のだがグールドの演奏(55年版、81年版ともに0'37)の領域の速弾きだ。

実際に演奏しているのを見て改めて思うが、この曲は元々2段鍵盤のチェンバロ用に作曲された曲で、チェンバロなら手の上下動で弾けるところも1段鍵盤のピアノでは遠く離れた鍵盤を飛び飛びに叩くことになる。CDより明らかにスピードアップした反面、明確なミスタッチが目立つようになる。

クラシックのコンサート自体が初めてなので、どの程度のミスが許容範囲なのかは分からないが(CDはリテイクがあるのでライブと単純比較してはイケナイことくらいは知っている)生で見る技巧に凄みをおぼえるものの、果たしてそんな無茶をする必要があったのだろうかとも思う。他にも第20変奏あたりも明らかにスピードオーバーでまるで「シベリア超特急」(違)。あまりに速すぎて見ている方がドキドキする。

初コンサートの心配のあまりRealAudioを聴き込んで行ったのが失敗だったか、あら探しのような聴き方になってしまったが、CDを聴き慣れていてもライブでまた違った面を見せられるというのは営業上良いことなのだろう(全く同じならCDを聴いていればよいのだし)。

終演後万雷の拍手でシェプキンがお辞儀すること6回。4000円ぽっちでアンコールを要求すること自体ド厚かましいか(爆)。後にサイン会もあることでそのまま終幕。皆が拍手している中、速攻で立ち上がった人達はサイン会目当てだろうか。

知人と合流してサイン会の列に並ぶ。出口が混んだせいでなかなか列にたどり着けず、ほとんど最後尾に並ぶ。シュリンクの上からサインしてもらうわけにも行かずシュリンクを破ろうとするが、国産品のようにリボンが付いているわけではないのでみんな悪戦苦闘している(笑)。たまたま左親指の爪を伸ばしていたので蓋と台の境目に爪を入れてようやく開ける。隣に並んだオヤジにも指南したが、それでも悪戦苦闘しているのを見かねて切れ目だけ入れてやる。どこにサインしてもらおうか考えていたら、前に並んでいたオヤジは器用に台を外して背中の紙を取り出していた。ナルホド、そこは保護されているのだから上手い考えだ。みんな盤面にしてもらっているので私も盤面にサインしてもらった。

サインの貰い方を見ていると女性は結構為書きを要求している。為書きをがあるとサインの価値は落ちるんだよ~(笑)。さて、何人がヤフオクにアップするのかなぁ、と思ったら現時点で1枚も上がっていない。ちょっと心が黒すぎるか。

後になって気づいたが日付を入れて貰えば良かった(さもなければ当日のパンフレットに)。もっとも米国在住のロシア人に英語で話しかける自信がないからその時気づいたとしても出来なかっただろうが。

撮影は野放しだったので結構みんな携帯で撮っていたが、余りにも酷かったので私がサインをもらうところを知人が撮ろうとしたらマネージャー(?)に邪魔された。まあ、CDも買わずにミーハ気分でオバちゃん達がヘンなシャッター音を延々と鳴らし続けていれば仕方ないか。一応、並んでいる時にこっそり1枚撮ったけど。写真の女性はCDではなく楽譜にサインをねだっていた。
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そのまま半蔵門線で帰っても良かったのだが、知人が憤懣やる方ないといった感じだったので新宿方面に帰るのに秋葉原までおつき合いした。

2日連続、業後にかけずり回ったのでヘトヘトだ。土日はどこへも出たくない。

【P.S.】
クラシックを分かっている人の感想が読みたい方はこちらへどうぞ。(順不同)

「ゴロウ日記」 即決、セルゲイ・シェプキン
http://www.gorodiary.com/archives/2007_3_2_343.php
「2+12 Life」 シェプキンのゴルトベルク変奏曲
http://osuga.livedoor.biz/archives/50980794.html
「あもるくんの日々」 セルゲイ・シェプキンのコンサート。
http://ameblo.jp/amoru-kun/entry-10026989463.html
「あぁ、そうだったのか的備忘ログ」
セルゲイ・シェプキンのゴルトベルク変奏曲
http://plaza.rakuten.co.jp/ponchiki1122/diary/200703030000
「とろはまち の とりとめのないはなし」
シェプキンのゴルトベルクを聴きに行く。
http://blogs.yahoo.co.jp/torohamati/45263035.html
「『こたつ』の音楽日誌」 弥生。
http://storekeeper.at.webry.info/200703/article_1.html
「なるべく統計学を中心に書くよう努めます。」
シェプキンは初来日だったのか。知らなかった。
http://ruimiu.exblog.jp/5260581/
「みみながコレクション・ぷらす」 ゴルドベルク変奏曲
http://miminaga.exblog.jp/5643746/
「大人からはじめたヴァイオリン」
セルゲイ・シェプキン ゴルトベルク変奏曲:Concert Report
http://nao5656.exblog.jp/5640745/
「とにゃりん。備忘録」 ゴルトベルク変奏曲そして、とにゃりんのお説教
http://tnysatchmo.exblog.jp/5258041/
「sans-souci」
すみだトリフォニーホール「ゴルトベルク変奏曲」セルゲイ・シェプキン
←「朝日新聞」のコンサート評全文あり
http://minuityyy.blog68.fc2.com/blog-entry-122.html
「蕩尽伝説」 歓喜のバッハ
http://www.mypress.jp/v2_writers/devenir/story/?story_id=1578935

メジャーなコンサートでもないのにこんなに一杯(しかもエキブロだけ5人も!)書いているのにビックリ。
同じコンサートを聴いても十人十色の評価。
私に一番近いのは「torohamati」さんかなぁ。

確かに咳込む音は聞こえました。料金と客の質は比例するのでしょうかねぇ。

【P.S.2】
「torohamati」さんのところで紹介されていたグールドの映像。
グールド唄いまくりです。必見!

Gould plays Goldberg Variations Aria & var.1-7
http://www.youtube.com/watch?v=IJhs2tSoP5c
Gould plays Goldberg Variations var.8-14
http://www.youtube.com/watch?v=UzO0XWcnA38
Gould plays Goldberg Variations var.15-17
http://www.youtube.com/watch?v=9XsExacnVoM
Gould plays Goldberg Variations var.18-24
http://www.youtube.com/watch?v=WZ0SVYf0-Qc
Gould plays Goldberg Variations var.25
http://www.youtube.com/watch?v=zcA-XtPgTLw
Gould plays Goldberg Variations var.26-30 & Aria Da Capo
http://www.youtube.com/watch?v=YOaeJhcCtbE

直前に出た朝日新聞の記事
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by haruhico | 2007-03-05 01:02 | 書評 | Trackback | Comments(2)
時は生者に等しく降りそそぐ
元ネタ:カプリコ忌に想う

今年もまたカプリコ忌が来た。1年が経つのは早いものだ。

Kがこの世を去ってからもう5年も経つという。今年も大学の追いコンに先輩風を吹かしに行ったが、Kを知るものなど誰もいない。こうして人は忘れ去られていくのだろう。

今年は土曜日なので、忘れないように「いちごカプリコ」を3本買い込んでおいた。今、Journeyの「Open Arms」を聴きながら2本目を食べ終わったところだ。ロングセラーなので買えなくなることを心配しなくていいのがいい。短かったKの人生を想う日にロングセラー商品の名は不釣り合いかもしれないが、Kと「いちごカプリコ」は切っても切り離せないのだ。

Kとのつきあいは大学1年からほぼ10年ほどで、中でもKが院を卒業するまでの6年間、あらゆる影響を受け続けてきた。もし今、Kが生きていたら、聞きたいことは一杯ある。

それに洋楽の充実した今の通信カラオケを見てKは何と言うだろうか。あの世でも「♪ルルルルルルルル、リーコッキン」と「ガボット」の節で謎の鼻唄を唄いながら、「この将棋負けたら□○に入ってやる!」と啖呵を切っているのだろうか。

振り返ってこの1年、私自身は何も変わっていない。部屋が蔵書に埋もれてきたり、ブログの中断や仕事が人並みに忙しくなったということはあっても、私の中身は何も変わっていない。白髪が少し増え、体力が更に落ちた程度だ。

未だ生を貪り続ける身として、これでいいのだろうか。

来年の今月今夜、何か1つは変わっているようでいたい。
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1年前と微妙にデザインが違うなぁ(笑)。
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by haruhico | 2007-03-03 23:11 | プロファイリング | Trackback | Comments(0)
お仕事ばっくれダ~ンス!
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開場まであと30分。
早く来すぎちゃった。
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by haruhico | 2007-03-02 17:54 | プロファイリング | Trackback | Comments(0)