雖然知道但無法停止
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カテゴリ:ちょっといい話( 34 )
今年上半期最も心に響いた記事
プログラマーは皆、常に秘密や嘘を抱えている
http://getnews.jp/archives/350699

全文引用したくなるほど心に響いた。
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by haruhico | 2013-06-05 21:03 | ちょっといい話 | Trackback | Comments(0)
タケちゃん、バウ!バウ!
もう日本には正論を言える人はこの人しか残っていないのか。

余命1カ月でも…たけし激白「日本人は下品」問題指摘
http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20100703/enn1007031611019-n2.htm
映画監督、テレビタレント、俳優…。多彩な活躍を続ける北野武(63)が、フランスで出版された自叙伝「Kitano par Kitano」の日本語版発売を機に、ニッポンの問題点を縦横無尽に語った-。
「コンピューターは嫌い。メールも嫌い。携帯電話は車の中にあるけれど出たことない。ツイッターだって、冗談の言い合いをしたり、遊ぶんならいいけど、あれを情報として扱っているバカさ加減はよく分からないね」
「情報って、町を歩いていれば入ってくる。テレビとかなるたけ見ないようにしても、なおかつ入ってくる情報は正しいと思う。でも、今の人たちは情報を探しまくるんです。自分で追いかけるから、たどりついた情報は、たいしたことなくても、すごい情報だと思ってしまう」
「情報ってだれが出してるんだってことですよ。広告代理店はじめ、いろんなところが、次はここに行かないといけないとか、流れをつくっていくわけですよ。それにみんな家畜のように、檻から檻へと動かされている。その構図が格差を生んでいるのに気づいていない」

■安けりゃいいのか

「今の日本って、品がいいとか悪いとか言わなくなったね。おれらが子供のころは、そば屋に行列するとか立ち食いとかは恥ずかしいという感覚があったけど、今は、みんな立ってものすごい勢いで食べてる。どうしてこう下品になったか」
電車の中の化粧なんて、酔っぱらいの立ち小便と同じようなもんだけど、平気でするようになっちゃった」
「貧乏を貧乏の中に封じ込めて、その中で金を回すという商売が多すぎるんだよ。服でも食べ物でも、安売りの品だけを買ってたり、安くて早くてという所に並んでばかりだと、絶対上に上がれないよ。3回食べるのを我慢して1回にしなさい。その代わり1000円のやつをゆっくり食う。服も同じ。昔の教育はそれを教えてたはずなんだけど」
「政治とカネだって、相撲界で問題になっている暴力団とのつながりだって、日本社会そのものが、なあなあでもってきたのは間違いない。メディアも、大きなものに対して闘うと言っている割には、広告主に対してはずいぶん弱気だったりしてね。最近はそれがばれちゃっているんで、メディアに対してみんなの意見が冷たいんじゃないですかね」
「映画の世界もひどいね。日本のアカデミー賞なんてのは、大手の映画製作会社の持ち回りだし、独立プロははじかれるんですよ。映画評論家も記者も、ときには悪口を書いたり、冷たいことも評論しなきゃいけないのに、宣伝したり、ほめる人間しか、映画会社は呼ばなくなっている。変な癒着があって、腐ってきちゃってる」

■残り時間は考えない

「政治もそう。政権交代のときにマニフェストが話題になったでしょ。おれはね、高速道路無料化なんて絶対できないって言ったの。民主党のあの人たちを見て、どうしてできるんだって
「鳩山さんはたとえば、町内で暴力団に金払っても町はうまくいってたのに『この町に暴力団はいらない』と言う町会長みたいなもんだった。悪人になれなくて、ちっちゃな善人になろうとすると、みんなああいう轍を踏むんですよ。だって基本的に政治家ってのは、多数の人間を殺す可能性がある戦いにまで、主導権を取る人なんだから、小さな善なんて言っている場合じゃない。大善人やるならガンジーやるしかないじゃないですか」
「おれがいろんな冒険をしてるように見えるのは、映画があったり、テレビがあったり、役者があったり、逃げ場所がいっぱいあるからですよ。こっちでいじめられたら、あっちの穴に逃げちゃおうと、いつも考えてる。それが冒険に見える」
「交通事故起こして以来、残り時間なんて全然考えないね。今日、もし余命1カ月と言われても、そのまま仕事やって生きる自信あるね。若いころからなぜか、63歳くらいでくたばるかと思ってて、その年になったけど、ここんとこ仕事の調子がいいんで、下手するとあと10年くらい生きちゃうかな」

■「Kitano par Kitano-北野武による『たけし』-」=フランスの日刊紙リベラシオンの日本特派員、ミシェル・テマン氏が5年にわたるインタビューをまとめ、2月にフランスで出版された。生い立ちやテレビ・映画論、交通事故のことなど、多岐にわたる内容。日本語版(松本百合子訳・早川書房)は7日発売。
並の芸能人が発言したら袋だたきだが、タケちゃんだから言えるんだよなぁ。
つい先日のツイッターの「朝ズバ」事件なんてタケちゃんの言うとおりだし、パチ屋がタダで配るわた飴に行列するガキとその親なんて下品の極みだし。民主党については言わずもがな。

広告が入るからって無料で使ってるのに文句垂れて、「広告入れたらエキブロやめる」だのほざいてたヤツも、どうなるか見もしない内から「やめる」「やめる」ってバカみたい。蓋を開けたらこの程度の広告(最初の記事だけに2行)痛くも痒くもない。

自分の意志ではない広告で読者に不利益って、どれだけ自分の所の読者は見境無くクリックしていると思っているんだか。読者ナメるのもいい加減にすればいいのに。まぁ、そういう書き手の元にはそういう読者しか来ないのかもね。ウチは全く心配していないし、ブックマークしている人もアクティブユーザーでは移籍した人はまだいないよう。
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by haruhico | 2010-07-03 22:50 | ちょっといい話 | Trackback | Comments(4)
神話の存在意義
書きたい大ネタがあるのに、夕方から外出するので、本腰を入れられずに、しかも久々に帰宅時間を気にせずにバカ騒ぎしそうな予感がするGW中盤の今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

RSSリーダーを見ていたら切込隊長が巧いことを言っていた。なかなかリアルタイムで取り上げられなかったし、感動的なのでチョット引用。

「最近の若い者は……」
http://kirik.tea-nifty.com/diary/2007/05/post_bc8d.html

>もし”最近の若い者がなってない”言説が真であるとするならば、最古の
>人類がもっとも高潔で神に近い存在であり、私たちは堕落しきった
>取るに足らないつまらない存在なのだということの証左となる。常に若い者は
>なっておらず、歳を取って改善したころには次世代の若い者がなってない
>ため、人間社会はこれといった進歩もなく、ただ種としてセックスを繰り返し数
>だけが増えたと言えはしまいか。

なるほど。
だから人類の祖先は神に繋がっていて、歴史は神話に繋がるのですな。
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by haruhico | 2007-05-03 13:55 | ちょっといい話 | Trackback | Comments(0)
大団円
新庄涙の日本一!27日引退会見
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2006/10/27/01.html

>さよならSHINJO、そしてありがとう。日本ハムが26日、日本シリーズ第5
>戦で中日を破り、4勝1敗で前身の東映時代以来44年ぶりの日本一に輝い
>た。今季限りで現役引退を表明していた新庄剛志外野手(34)は、涙のフル
>スイングで超満員の地元ファンに別れを告げた。ナインの手で4度宙に舞い、
>プロ生活17年間を最高のフィナーレで飾った新庄は27日、札幌ドームで
>引退会見を行う。
>涙が止まらなかった。新庄がウイニングボールをつかんだ森本と1つになっ
>た。七色の紙テープが左中間の2人を包み込む。プロ17年間のすべてが
>終わった。弟分の左肩に顔を伏せ、新庄の号泣は止まらなかった。
>マウンド上で人さし指を突き立てたナインの輪も外野へ向かった。まさに
>新庄のためにあった日本シリーズ。誰よりも真っ先に二塁後方で4度、宙を
>舞った。
>「(強運を)持ってるわ、オレ。ほんと、この漫画みたいなストーリー。
>出来すぎって思いません?今後、体に気をつけたいと思います」
>涙が乾いた記者会見ではすがすがしい笑顔を浮かべて笑いを誘った。
>前日、自打球を当てた左ひざは大きく腫れていた。1―1の6回1死三塁
>からセギノールの勝ち越し2ランに「凄い」と声を張り上げて稲葉と抱擁。
>直後の打席では二遊間の打球に全力疾走。内野安打にして両手を広げて
>万歳した。
>「この仲間とできなくなるという気持ちが強くて、7回くらいからボール見え
>なかった」
>8回、現役最後の打席。涙でボールはかすんだ。初球を見逃し。マスク
>越しに中日・谷繁が「泣くな、真っすぐしか投げないから」とつぶ
>やいた。体がねじれるほど振った。こん身のフルスイングこそが、新庄が
>新庄である“証”だった。空振り三振。最後までらしさを失わなかった姿に、
>万雷の拍手は1分近く鳴りやまなかった。
>今季の新庄は一挙手一投足がまさに「遺言」だった。投手が打たれて
>沈痛な顔を見せれば「誰も悲しんどらんよ」、高橋や稲田ら知名度は低く
>とも明るい野手には「もっと素を出していけ」。かつて身近にいてほしいと
>感じた経験あるベテランを自ら演じ、強いきずなで結ばれた集団をつくり
>上げた。「(小学)2年生から34年生までやった」野球人生の劇的フィナー
>レ。阪神入団1年目、地元福岡・平和台で行われた2軍戦は先発落ち。
>出番は来たが、ネームボードはペンキが垂れて読めなかった。00年オフ、
>FAでメジャー最低保証額の年俸20万ドルでメッツ入り。夢を追い、海を
>渡ってまで足りなかったものを積み上げた。
>17歳の時に7000円で購入したグラブを今まで使い続けてきた。踏まれ
>て破れ、相手につかみかかったこともある。阪神のマークと当時の背番号
>「63」が縫い込まれた黒ずんだグラブは、補修と毎日の手入れを繰り返し
>守備力が生命線の新庄を支え続けた。そのグラブ、大腿部に腰、アキレス
>腱と満身創いの体を休ませる時がきた。日米野球を辞退、アジアシリーズ
>にも出場しない。ヒルマン監督は「これ以上一緒にプレーできないのは残念。
>でも最高の形でグラウンドを去っていける」と別れを惜しんだ。
>4万2030の観衆、そしてブラウン管越しに日本中のファンが背番号1の
>雄姿を脳裏に焼き付けた。
>「きょうが最高の思い出になります。背番号1?ひちょりにつけてもらいたい。
>僕の気持ちはそうです」
>通算打率・254は平凡かもしれない。でも“凡人”とは対極にいたプロ
>人生17年間。あの時と同じように、スコアボードの名前がにじんで見えた
>のは涙のせい。永遠に色あせることのない強烈な記憶を残して、新庄が野球
>人生の幕を引いた。

一つの時代が終わる瞬間に立ち会った。かつて長嶋の引退試合を見た世代と同じように後世に語り継がれる試合だった。

6回2死からの打席、痛む脚で全力疾走して内野安打で出塁。残るはあと2回で2人出塁しなければ最終打席になるはずが、稲田の四球、田中賢の安打、そして稲葉のダメ押しとなるホームランで打席が回ってきてしまう。そしてフルスイングでの三振、最後まで新庄劇場だった。

水島先生ですら描かないであろう出来すぎたストーリーをサプライズ一杯に演じきった新庄。お疲れさま、そしてありがとう。

【お知らせ】
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おかげさまで、当記事で開設以来2000本投稿を達成しました。
ここまでこれたのも読者の皆様の温かい励ましのおかげです。

願わくば野村大先生の安打数2901本を目指したかったのですが、さすがに疲れました。

会社から帰って24時ギリギリに更新する生活が2年以上続き、読書量は減り、ツンドクばかりが増えました。体力も知力も無い袖は振れません。

一部にファンのあった某企画が立ち消えになってしまうのは残念ですが、半年以上書けないモノはこれ以上間を空けても書けないですし、今更な話も多いのでご容赦下さい。

こんな「親父の小言」ブログをリンクしてくださったエキサイトブロガーの皆様。
そして、わざわざリンクしてくださった他のブロガーの皆様。
ありがとうございました。
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by haruhico | 2006-10-27 20:13 | ちょっといい話 | Trackback(3) | Comments(0)
一発でファンになりました
ぼーっと昨日の東京新聞朝刊を眺めていたら、ある感動的な記事に出会った。東京新聞を読み始めてこれほど感動的な記事を見たことがない上に残念ながらサイトに上がっていないので全文引用してみる。テルモの刺しても痛くない注射針を開発したことでも有名な岡野工業の岡野雅行さんへのインタビュー。
楽して儲ける風潮
このままで日本は平気?(記者 田畑豊)

 田畑 世界一細い「刺しても痛くない注射針」をはじめ、大企業がギブアップするような製品を、六人の従業員しかいない町工場が生産しているのは驚きです。その原動力は何ですか。
 岡野 タレントでも俳優でも歌手でも、何十年とやってきたキャリアを振り返れば、失敗失敗の連続なんだよ。失敗しなきゃ仕事はできない。失敗が成功のもとになる。それだけのこと。大会社は失敗を嫌がって挑戦しないんだよな、新しいものに。俺みたいなものができるんだから、大会社でも本当はできるんだけど、責任を取りたくないからやらないんだよ。
 田畑 岡野さんにとって、モノづくりとは。
 岡野 どっかでできることは、俺はやらない。自分にしかできないものをつくるんだという誇りがあるからね。たった六人の会社が、かっこ良くてきれいで従業員がいっぱいいる大会社と勝負するには、そこにはできないものをやってこそ、初めて世の中に認められるんだ。注射針だって、テルモさんが日本の企業百件(原文ママ)ぐらい回った。でも、できない。うちに来たら即断だよ。注射針をつくるには、パイプを伸ばすんじゃなくて、一枚の細い板金を丸めればいいと。
 田畑 モノづくりでは、常に百点満点を目指す主義?
 岡野 違うんだなあ。百二十点。ほんとだよ。百点じゃ満足しない。だから、うちの製品は(価格が)高いんだ。お客さんが安くやってくれと言ったって、そういうのはやらねえよ。当たり前の話。それが今、花開いてね。信用があって、仕事がわんわん来るわけ。
 田畑 世の社長にとってはうらやましい話ですね。
 岡野 みんな結果を先に追いすぎるんだ。これやったら、どんくらい儲かるかばっかり考えて、技術はそっちのけ。姉歯(秀次)元一級建築士と一緒だよ。手を抜いて利益を上げることしか考えないんだよな。お金というのはやった後の結果。仕事を追っかければ、自然とお金がついてくるんだ。
 田畑 ライブドア事件についても言いたいことがあるのでは。
 岡野 やってる奴もやってる奴なら、それ(株)を買う奴も買う奴。両方マヌケなんだ。いいかい、儲かることは人には言わないんだよ。これとこれを買えば、一千万円儲かりますよとあんた言うか?自分で買っちゃうよ。儲かることは親子だって言わないよ。それを他人さまに言うということ自体、間違っている。大体ねえ、パソコンだのネットだの、あんなバーチャルの世界はどうなんだい。顔が見えない奴と誰が商売やるのって。
 田畑 ネット社会の弊害の部分ですね。
 岡野 俺たちのガキのころは自分の部屋なんかないから、みんな顔の見えるところに住んでいたけど、今の子どもたちはみんな部屋持っちゃって、その中でパソコンばっかりカタカタたたきやがって。あんたも気が付いていると思うけど、大きい声でしゃべる人がいなくなっただろ。何でか分かる?でかい声出さなくても世の中済んじゃってるから。自分の世界。子どもたちはしゃべること忘れてカタカタと…。
 そうかと思えば、明けても暮れてもくだらないテレビを見て(男と女が)くっついた、離れた、殺しただのと。またそういうのを注意出来ないんだよな、親が。
 田畑 子どものしつけに自信が持てない親は少なくないようです。
 岡野 一番社会をおかしくしちゃったのは、給料を銀行振り込みにしちゃったこと。これが決定的。振り込みじゃ女房の管理で、親父はただ働いているだけ。何の値打ちもねえ。子どもはそれを見ている。だから、子どもにもばかにされ、かあちゃんの方が偉くなっちゃう。うちは現金。封筒で手渡し。給料袋をもらうのは気分がいいだろ。こっちも気分がいいもん。
 田畑 「楽して儲ける」風潮を変える政治の役割は。
 岡野 こんなことを言っちゃあ、申し訳ないんだけど、今の政治は政治屋なんだよ。 金儲け集団。てめえのことしか考えていない。何とかチルドレンだって、おかしいんだよ、そんなものは。自分の行く道を定めてみろっていうんだ。日本をこう変えるんだと。それをでかい声出してやる。そうしないと世の中通用しないよ。声の大きい奴に悪い奴はいないと昔から言われてるんだ。
 小泉(純一郎首相)さんは変わっているといわれるけど、あれが当たり前なんだ。言いたいことを言う。やりたいことをやる。俺も世間では変わっていると言われるけど、俺が普通で、世間の方が変わっているんだよ。
 田畑 小泉改革は中小企業にとって冷たいはずですが。
 岡野 それは人間の取り方であって、従来のものを壊しているんだから。いいにつけ、悪いにつけ。今までは壊しもできねえじゃねえか。今までの政治家の中で一番やりたいことをやったんじゃないの。
 田畑 それにしても、岡野さんは大きな声ですね。
 岡野 最後に一ついいこと教えてあげる。うちの社歌、何だと思う。こんなに小さくたって社歌があるんだよ。植木等のスーダラ節。かみしめて聞いてみなさいよ、歌詞を。あっ、世の中こうなっているんだなと、よーく分かるから。分かっちゃいるけど、やめられない。ここなんだよ。
【2006年2月21日付東京新聞朝刊より】
まず一番に感動的なのは、インタビュワーの想定をことごとく外しまくる岡野氏(爆)。中小企業の社長が真面目にコツコツやっているのに小泉改革は冷たい、とか、ホリエモンのような虚業家を許していては日本は滅ぶ、ってなことを言ってもらいたかったのだろうがそうは問屋が下ろさなかった(笑)。ハッキリ言って人選ミス。それに青字の部分に記者の傲慢と恣意的な誘導を見るのは私だけではあるまい。

他にも、先頃、ライブドアの被害弁護団が結成されたようだが、ホリエモンも株を買った連中も両方マヌケと断罪した著名人の発言は初めて見た。これだけでも岡野氏がホンネの人ということが分かる。

最後の「社歌がスーダラ節」というのがマジでもネタでもサイコーだ。「わかっちゃいるけど、やめられない」というのは浄土真宗の僧侶でもあった植木等の父親徹誠が「あの歌詞は親鸞の教えに通じるものがある」と喝破した代物だ。

これが同じクレージーキャッツの「無責任一代男」だったらもっとサイコーなのだが。なぜかなれば、この曲の1番の最後は「♪楽しーてもうけるスタイル!」で、これ以上の皮肉はないからだ。

俺が、つくる!
岡野 雅行 (著)
確かブックオフで105円で買って本棚のどこかにあるはずなので、見つけ次第読んでみたい。
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by haruhico | 2006-02-22 01:06 | ちょっといい話 | Trackback | Comments(6)
ネット社会も捨てたもんじゃないね
運転室に子、父解雇へ 東武野田線で一駅乗車
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=MYZ&PG=STORY&NGID=soci&NWID=2005111001000930

>東武鉄道野田線の南桜井駅(埼玉県春日部市)で、普通電車の運転室に
>30代の運転士の長男(3つ)が入り込み、次の川間駅(千葉県野田市)まで
>運行を続けたことが10日、分かった。同社は「重大な服務規定違反」として、
>運転士を懲戒解雇する方針。
>同社によると1日、運転士の妻と長男が電車の先頭車両に乗車。父親の仕
>事姿を見た長男が運転室のドアをたたくなど騒いだため、なだめようと停車
>中にドアを開けたところ、運転室に入り込み、そのまま発車した。
>運転士は「しかったら泣いて座り込んでしまった。運行を遅らせるわけには
>いかないと思った」と話している。長男は運転中はおとなしくしていたといい、
>川間駅で停車中に妻に引き渡した。

確かに列車運行時に部外者を運転室に入れることはいけない。しかし、一発解雇というのチトやりすぎでは。そもそも野田線なんだし。というのが第一感だった。今年ようやく全線複線化の済んだ牧歌的ローカル路線である。これが新幹線だの、山手線だの、東武伊勢崎線だのといったシビアな運行を要求される路線ならまだしも野田線が2分や3分遅れてもなんくるないさー、と思うのは差別ですか、そうですか。

ここのところこういった不祥事の後は死者に鞭打つような抗議文が殺到するモノだが、今回は事情が違ったようで。

「解雇厳しすぎる」抗議殺到 東武鉄道の子連れ乗務
http://www.sankei.co.jp/news/051111/sha060.htm

>東武鉄道の三十代の運転士が、三歳の長男を運転室に入れて運転し同社
>が懲戒解雇を決めた問題で、「処分が厳しすぎる」とする市民の抗議が同社
>に五百件近く殺到していることが十一日、わかった。
>同社は「身内で子供がやったことで、同情論が多い。しかし、安全運行が
>の鉄道会社で、第三者を運転室に入れることは、危険を誘発しかねない規則
>使命違反」として、懲戒解雇の方針は崩していない。運転士は現在、自宅
>謹慎中という。
>東武鉄道によると、同社への抗議は四百八十四件。内訳は電話が二百五
>件、電子メールが二百七十九件。「処分は理解できるが、解雇は厳しい」
>「成長した子供が自分のせいで親が失職したと知ればショックを受ける」
>などといった内容。
>運転士は妻と長男、長女の三人と一日午前、勤務終了後に一緒に出かけ
>ようと、運転士が運転する電車の先頭車両に乗車。長男がドアをたたく
>ため、運転士はしかったが、長男は運転室に約四分間、座り込んでしまった
>という。

願わくばこの500通あまりの抗議の全てが善意の第三者によるモノでありますように。
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by haruhico | 2005-11-11 20:59 | ちょっといい話 | Trackback(1) | Comments(4)
清原和博にノーベル賞を!
清原ヘルメット秘話、とてつもない歴史があった…
http://www.zakzak.co.jp/spo/2005_06/s2005061324.html
>西武時代のものと思われていた巨人・清原のヘルメットに衝撃的かつ、
>信じられない歴史があることが明らかになった。
>打率1割台に低迷していた清原は、12日の西武戦(東京ドーム)で、2本の
>3ランを含む7打点と大暴れ。4月23日以来となる最下位脱出の立役者と
>なった。
>清原は、「(西武は)自分を育ててくれたチームですから。また、西武戦で
>キッカケをもらった。この3連戦はターニングポイントになると思います」と
>復調へ手応え。と同時に、改めて清原の西武への思いが強いことを知らし
>める結果となった。
>5月11日のオリックス戦で山口から頭部死球を受けた際、ヘルメットの塗装
>がはがれ落ち、いまだに西武時代のものを使用していたことが判明した。
>これは西武入団時に自分に合ったものがなく、用具係が倉庫から探し出し
>てきたものがジャストフィット。それが元西武選手の野村克也氏のものだった
>ことはよく知られている。清原は頭部死球後も補修して使用しているが、
>このヘルメットには、まださかのぼれる、とてつもない歴史があった。
>60センチを超える頭の持ち主だった野村氏は、当時の日本製では合うもの
>はなかった。「昔のは鍋にひさしをつけたみたいで格好悪かった」と振り返る。
>そんな時、「日米野球でSFジャイアンツが来日して、ちょうどいいのがあった。
>用具係に“全日程が終わったらワシにくれ”と頼んだんや」と野村氏は明かし
>た。
>この証言に基づいて夕刊フジが調べると、確かに1970年3月25日に、南海
>は大阪球場でSFジャイアンツと対戦し9-0と快勝している。「黒に緑を
>塗って、またロッテの黒。そして西武の水色と塗り替えて
>使っとったんや」。少なくとも35年の歴史がある一品だという。
>しかも、話はこれだけでは終わらない。
>70年の日米野球では、清原が尊敬してやまないバリー・ボンズの
>実父ボビー・ボンズがSFジャイアンツの選手としてプレーしていた。
>さらに父ボンズは右打ちで、頭が大きかった。となると、野村氏が譲り受けた
>ヘルメットは、父ボンズのものだった可能性が極めて高い
>耳のピアス、バットはボンズのまね。その上、ヘルメットまでボンズ譲りとなれ
>ば、パワーが宿らないわけがない

日米を流れ流れて35年以上使い続けられ、その間600本以上のホームランを産んできたヘルメット。最初の持ち主が誰だろうと、これはもう日本球界の至宝でしょ。

ケニアのマータイ副環境相が「MOTTAINAI(もったいない)」でノーベル平和賞を貰ったらしいが、彼女だって一つの道具を35年も使っていないだろう。

"無冠の帝王"清原和博にはノーベル平和賞こそふさわしいのでは。
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by haruhico | 2005-06-14 21:07 | ちょっといい話 | Trackback | Comments(0)
春は別れの季節です
楽天GM解任、三木谷オーナー大ナタ
http://www.nikkansports.com/ns/baseball/p-bb-tp0-050429-0002.html

>11連敗中の楽天三木谷浩史オーナー(40)が低迷打開策として、今日
>29日付でマーティー・キーナート氏(56)をGM職から解任し、球団
>アドバイザーに降格させることが28日、明らかになった。同時に複数の
>コーチの1、2軍入れ替えを軸にした首脳陣の配置転換を球団幹部に
>指示した。しかし、田尾安志監督(51)がコーチ人事に関して「この時期に
>空中分解したら困る」と反発。一時期ささやかれた監督とオーナーの対立
>が、再び表面化した。注目の新規参入球団が大きく揺れ出した。
>不都合が生じれば即、次の手段を講じる「三木谷流」が、わずか27試合
>で実行された。球団創設から携わるキーナート氏は、「球団の顔」として
>地元仙台にとどまらず幅広くPRに貢献してきた。しかし、GMの重要任務
>である編成部門では期待された外国人選手獲得ルートの
>乏しさもあり、十分機能しなかった。
>そこで、編成部門は広野功GM補佐が統括する形に変更。キーナート氏
>をGM職から、営業面やファンサービス拡大を補佐する「球団アドバイザー」
>に転じさせ、役割分担の明確化を図った。「アドバイザー」の肩書はあるが、
>外国人の不振などの責任を取った事実上の降格人事だった。

人種差別者にして大ボラ吹きのMarty Kuehnertクンがようやく解任されました。

Marty Kuehnertクンをご存知ない方は直近の大ボラをご覧下さい。

プロ野球キャンプイン! マーティ・キーナート、楽天GMとして大いに語る(上)
http://www.mainichi-msn.co.jp/column/marty/archive/news/2005/20050204org00m070999000c.html

>■■投手は80勝以上、どう考えても優勝(笑)
>--ピッチャーは、キャンプ直前に(マット・)スクルメタ投手が決まって、
>現時点で選手は67人。70人まで在籍できるので、だいたいの陣容は
>揃いましたね?
>ピッチャーはいいのが揃っていますよ。うちはエースが6人いますからね。
>他のチームはたいへんじゃないですか。岩隈(久志)は昨年のパ・リーグ
>のエース。これは天から降ってきた大きなプレゼントでしたね。彼の背番
>号の21勝はできると思います。一場(靖弘)は大学のエース。彼も背番号
>の11勝はしてほしい。あとは、2年前までヤクルトで活躍したセ・リーグの
>エース、(ケビン・)ホッジス。昨年は韓国の空気とキムチが合わなくて(笑)、
>あまり活躍できなかったけれど今年は15勝はしてくれるでしょう。逆に
>巨人から韓国へ行って昨年活躍した韓国のエース、(ゲーリー・)ラス。
>巨人時代も防御率はよかったし、左ピッチャーがほしかったから、彼も15
>勝くらい勝ってくれそうです。(アーロン・)マイエットはカナダのナショナル
>チームのエース。アテネ五輪で彼が投げた試合は2試合とも大差の完封で
>勝ちました。15勝くらいは計算できますね。渡辺(恒樹)はNTT東日本で
>活躍した社会人のエース。10勝はするでしょう。河本(育之)、金田(政彦)
>などのベテランもいる。合計すると……80勝以上じゃないですか。どう考え
>ても優勝ですね(笑)。

昔、ヤクルトファンの安心理論(10勝投手が6人いるというヤツ)がありましたが、それと一緒だね。

世の中が「100敗」を心配している中、「80勝以上」だそうです。岩隈はいいとして、ホッジスの2年目は5勝9敗で、それから2年後、しかもリードするのが古田じゃないのにどうやって15勝させる気だったのか(笑)。ラスに至っては、昨年韓国の最多勝だろうが一昨年の日本では3勝4敗。130キロ前後のヘロヘロ球で誤魔化しきれないとすぐ炎上する様は何度も全国放送されているはずなのに。

この記事を読んだ時は面倒臭くて調べなかったのだが、マイエットのオリンピック成績を調べたら、トンでもない事が判明。

8/15 予選リーグ3 台湾×カナダ(0-7)
31 マイエット 1,2,0,1,0,0,0
8/16 予選リーグ6 イタリア×カナダ(3-9)
登板ナシ
8/17 予選リーグ9 カナダ×オランダ(7-0)
31 マイエット 1,0,0,2,0,0,0
8/18 予選リーグ15 カナダ×ギリシャ(2-0)
31 マイエット 1,0,0,1,1,0,0(1S)
8/20 予選リーグ18 カナダ×日本(1-9)
マイエット 登板ナシ
8/21 予選リーグ22 キューバ×カナダ(5-2)
58 マイエット 2/3,2,0,0,1,0,0
8/22 予選リーグ28 カナダ×オーストラリア(11-0)
マイエット 登板ナシ
8/24 準決勝 カナダ×キューバ(5-8)
マイエット 登板ナシ
8/25 3位決定戦 日本×カナダ(11-2)
31 マイエット 1 1/3,2,0,1,0,2,2

おい、Marty、
>(アーロン・)マイエットはカナダのナショナルチームのエース。アテネ五輪で
>彼が投げた試合は2試合とも大差の完封で勝ちました。
って嘘ばっかじゃねーか!
それとも何か、エースは大差が付いた試合の終盤に1イニングだけ投げればいいのかい?

ちなみに、Martyクンご推奨の8人の成績を合計すると(4/29現在)
一場    0勝3敗 5.71
河本    0勝0敗 9.00
渡邉    一軍登板ナシ
岩隈    2勝3敗 7.02
金田    1勝1敗 6.31
ラス    0勝4敗 5.68
マイエット 0勝0敗 20.77
ホッジス  1勝4敗 6.40
スクルメタ 1勝0敗1S 6.14
計      5勝15敗1S
80勝する頃には200敗を超えています(笑)。

日本の野球を理解しようとしない、アメリカではとしか言えない出羽守にはファンサービス係がお似合いだよ。

P.S.Marty Kuehnertクンの過去の悪行はこちらのブログに詳しい。

一昨年、新庄を干したアート・ハウ(メッツ前監督)が昨年松井稼頭央をどう扱ったか。白人の彼には分かるまい。
新庄くん、もう少し考えてからしゃべりたまえ

Marty Kuehnertクンの日本観はこちら。
選手はメジャーリーグと日本のどちらを選ぶか
黄色人種との契約は破ってもいいそうです。

P.S.2.一部で有名な(笑)小倉秀夫の「IT法のTop Front」 も今日で最後だそうです。
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by haruhico | 2005-04-30 18:30 | ちょっといい話 | Trackback(1) | Comments(5)
そんなにグルグル回ったらバターになっちゃう!
ネタ元:ちびくろサンボ(The Story of Little Black Sambo)

ホリエモンばかりではつまらないので、minami18thさんのところからTB。



子供の頃、「ちびくろさんぼ」は相当読みこみました。私はこの岩波版でした。やはりこの絵でなくては。

1988年に絶版になってはや17年、今の高校生以下は表題のギャグが理解できない(爆)かと思うと隔世の感があります。

差別批判で絶版、「ちびくろ・さんぼ」復刊へ…瑞雲舎
http://www.yomiuri.co.jp/culture/news/20050303i501.htm

>瑞雲舎の井上富雄社長は、「他の絵本と比較しても文章表現に差別は見
>あたらないと思う。絵がきれいで親しまれた岩波版は、次世代に残す必要
>がある」と話している。岩波版で収録された二話のうち、さんぼを追いかけた
>トラがバターになる結末で有名な一話目だけ、ほぼそのままの
>で収録した。

ほぼそのままの形の"ほぼ"ってどこやねん。気になるなー。

虎バターの話以外、他にあったっけ?というのがこの記事を読んだ感想(笑)。2話目って何だっけなー、と思ってたらminami18thさんのところに解答が。そうそう、こんな話もあったっけ。

あらすじを教われば、記憶の奥底に20数年眠っていた話がおぼろげに見えてくる。自分の脳味噌にこんなものが埋まっていたのかと驚く一瞬だ。

記憶を辿る限り、2話目に何の瑕疵も見当たらない。むしろ親子の情愛を謳った感動的なお話だ。ケチ臭いこと言わずに完本で復刻してもらいたいものである。
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by haruhico | 2005-03-03 21:55 | ちょっといい話 | Trackback(3) | Comments(8)
漱石の「坊ちゃん」を"読んだ"ことがありますか?
新年明けましておめでとうございます。
本年も「社怪人日記」をよろしくお願いいたします。

正月3が日はいつも時間が無くて書けない長編を中心に。

新年1本目は、昨年一番おったまげた本の話を。

と言っても12/29の話だが。

有馬記念も終わったし、行きの通勤も空いてきたし、ということで、先日ごっそり買ってきた谷沢永一先生のハードカバーなんぞを電車の中で読んでいたところ、その中のとあるコラムを読んで、往復ビンタを喰らったような衝撃を受けた。

以下はその冒頭からの引用である。
 小説に描かれたイヤな奴の代表は夏目漱石の「坊ちゃん」に出てくる教頭の「赤シャツ」。帝国大学を卒業した、当時は希少価値の文学士で、カタカナの人名をふりまわし、琥珀のパイプを絹ハンカチでみがいたり、金鎖を下げているような「ハイカラ野郎」で、妙に女のような優しい声を出す。
 初対面のとき坊ちゃんが驚いたのは、この暑いのにフランネルのシャツを着ていること、しかもそれが赤シャツだから人をバカにしている。当人の説明では、赤は体にクスリになるから、衛生のためにわざわざあつらえるんだそうだ。坊ちゃんの呆れ顔はともかく、ではこのとき問題の赤シャツは、どんな種類のシャツだったか。
 現在のカッターシャツ、いわゆるワイシャツなのか、それともスポーツシャツか、あるいは丸首か。そして上半身はシャツだけなのか、上に何かを着ているのか。赤という色の印象が強すぎるため、服装全体のイメージがつい漠然となりやすいし、どの注釈書も今までハッキリさせてこなかった。その盲点をついた小池三枝は、「漱石作品における服飾」(お茶の水大『服飾美学』七号)で、赤シャツ全身の出で立ちにおけるキザの意味を、時代背景の中において考証している。
(『「坊ちゃん」の赤シャツ』初出 大阪読売新聞1978/10/02・谷沢永一「閻魔さんの休日」 文芸春秋 収録 P.73・太字はharuhicoによる)
小学校高学年時にポプラ社の緑のハードカバーで読んで以来、100回は読んでいるであろう「坊っちゃん」である。「親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりしている」から「だから清の墓は小日向の養源寺にある」まで、諳んじるほどではないが、ここもよく憶えている。「赤シャツ」というキャラクターの造形の根拠となる大事なシーンだ。何をバカな、赤シャツは赤シャツに決まってるだろ、というのがその時の直感だ。

私一人の主観だと危なっかしいので、ここに書く前に世間の「赤シャツ」像を確認してみた。

まず、舞台となる道後温泉では赤シャツはどう思われているのか。
社長日記 - 平成16年 1月28日-29日より赤シャツのコスプレ。


松山・道後温泉の「坊っちゃん」しおりには、釣りをする赤シャツ(と野だいこ)がこのように描かれている。


1980年にフジテレビで放映された(私も見た記憶がある)アニメ「坊っちゃん」の赤シャツ(声・八奈見乗児)はこうだ。


どれもコレも大同小異で、私の認識もほとんど一緒だ。念のため、青空文庫にある漱石の原文にも当たってみよう。
 挨拶をしたうちに教頭のなにがしと云うのが居た。これは文学士だそうだ。文学士と云えば大学の卒業生だからえらい人なんだろう。妙に女のような優しい声を出す人だった。もっとも驚いたのはこの暑いのにフランネルの襯衣を着ている。いくらか薄い地には相違なくっても暑いには極ってる。文学士だけにご苦労千万な服装をしたもんだ。しかもそれが赤シャツだから人を馬鹿にしている。あとから聞いたらこの男は年が年中赤シャツを着るんだそうだ。妙な病気があった者だ。当人の説明では赤は身体に薬になるから、衛生のためにわざわざ誂らえるんだそうだが、入らざる心配だ。そんならついでに着物も袴も赤にすればいい。
さて、小池三枝の「漱石作品における服飾」は、上にある3つの「赤シャツ」像は全て間違っていると一刀両断しているのだそうだ。

では赤シャツはどんな格好をしていたのか?

ヒントは皆さんの目の前に提示されている。

答えをご存知の方はそのまま笑って通り過ぎてくださって結構。分からない方は上にある原文をもう一度よく読んでから下の答えをご覧ください。

答えは…
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by haruhico | 2005-01-01 11:43 | ちょっといい話 | Trackback(3) | Comments(10)