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雖然知道但無法停止
by haruhico
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バカだからこうなった
片岡義男が書いていた頃には何度かネタにした「先見日記」だが、メンバー総入れ替え(なぜかしりあがり寿だけ残留)後は「"偏"見日記」とタイトルを変えた方がいいような劣化ぶり。NTTデータもサッサと打ち切った方が会社のためだと思うが。

義男クンの後釜の火曜日担当はバリバリの左翼ジャーナリストだが、先週のは特に酷かった。

H5N1防御コート
http://diary.nttdata.co.jp/diary2006/04/20060418.html

>先週、手に汗を握ったのはイタリアの総選挙だ。ぎりぎりすれすれで中道
>左派連合が勝った。前からの世論調査や投票直後の調査結果に反して、
>ベルルスコーニ率いる「中道右派」(ムッソリーニの孫まで出てきてどこが
>中道?)が後半どんどん追い上げ、一時は優勢になった。結局、25000票
>差でプロディが勝ったが、自分の陣営に有利になるように選挙法まで変えた
>くせに、それが裏目に出て負けたベルルスコーニはまだ敗北を認めず、往生
>際が悪い。これでイタリアも、イラクから軍隊を撤退させるだろう。
>さて、今回は鳥インフルエンザの話。フランスにフレッド・ヴァルガスという人気
>推理小説作家がいるが、彼女が最近、H5N1ウイルスの防御コート
>を考案した。そういえばCPE反対運動に気をとられてすっかり忘れていた
>けれど、フランスでも今年の2月中旬、アン県(ローヌ・アルプ地方、スイス
>国境近く)でH5N1ウイルスにやられた最初のカモの死骸が発見され、その
>1週間後には近くの農家で飼育されていた七面鳥に感染した。日本政府が
>即座にフランスからの鶏やフォワグラの輸入を禁止したというニュースが報道
>されたので、あれまあ、現在すでに商品化されているフォワグラ
>は何の危険もないのにと思ったものだ。
>このウイルスは摂氏70度以上の熱や胃液に弱いから、たとえ感染した鶏や
>卵を食べても危険はほとんどない……と専門家や公的機関から言われても、
>人々の恐怖と疑惑はそう簡単に払われるものではなく、養鶏部門はダメージ
>を受けている。感染の発覚後すぐ、約300の市町村が「保護地域」に指定
>され、鶏や七面鳥を屋内に閉じ込めるなど予防対策がとられたが、鶏類の
>消費量はやはり減ったのだ。
>ウイルスにやられたカモはフランスでよく見るマガモやコガモではなく、夏に
>東ヨーロッパで巣ごもる種類だそうだが、今冬の寒波のせいでもっと西側に
>逃げてきたものらしい。いずれにせよ、3月から5月にかけてはアフリカや
>ヨーロッパ南部からヨーロッパ北部に向かって、たくさんの野鳥(185種類、
>約45億羽)が移動する時期なので、専門家は目をこらして観察・監視して
>いる。
>不思議なのは、飼育舎内に当時すでに幽閉されていた七面鳥が、どうして
>感染したかだ。11000羽の七面鳥を処分された農家の夫婦は、死んだカモ
>を取材に来た際に農家の中庭に入り込んだ(つまり泥を運んだ)テレビ局の
>人間、近くをうろついたハンター、トラクターの車輪などを疑っている。でも、
>メディアの非難がましい取材態度に「まるでペスト患者のように感じた」夫婦
>は、自分たちに非があったのではないかという自責の念をなかなか追い払え
>ないと語っている。妻は生まれて初めて「心理的サポート」チームの助けを
>受けたというが、テロなどの経験を生かして、災禍の被害者のために精神的
>サポートの制度を備えている点で、フランスはまともだと思う。
>さて、今のところH5N1は人間に感染しにくいようだが、ウイルスが変異して
>人間界に汎流行する危険性をWHOや専門家は指摘している。で、フレッド・
>ヴァルガスが考案したのは、そうした事態が起きた際、自宅に引き籠もりを
>強いられる非感染者が、買い物などちょっとの間外に出るときに使うウイルス
>防御コートだ。日本では専用の殺菌マスクが開発されたと聞くが、マスク
>だけでは微粒状態で大気に噴出されるウイルスは防げ
>ないと彼女は言う。そこで、微粒が服や髪の毛、手の上に落ちない
>よう、頭から足もとまですっぽり被る透明の合成樹脂製コートを考えた。
>足もとから入る空気だけで行動できるかどうか自宅
>で試したところ、3時間は息苦しくならないそうだ。それでも息苦しい場合は、
>首の位置につけたチャックを(人のいないところで)開いて呼吸
>する。逆に、大勢が集まる場所に行くときは、ベルトを閉めて空気を遮断
>する(http://www.liberation.fr/page.php?Article=372828)。
>この防御コートを考案するためにヴァルガスは、昨年9月にフランスで初めて
>鳥インフルエンザの汎流行危機について本を書いた肺病専門家のドゥレンヌ
>医師と話し合った。もともと彼女は、中世の動物の骨を研究する
>考古学者なので、ペストについても詳しい。「安価な上、何度も使える
>が肝心よ。でも、このアイデアで企業とかに儲けさせ
>たくはないわ。伝染病で大量に死ぬのはいつでも貧しい人
>だから、そういう人たちのために考えたのよ」と、心意気がかっこいい。
>物事、こういうふうに具体的・論理的に考えられれば、わけもなく
>パニックに陥らずにすむなと思いながら、うちでは鶏肉も鴨肉も食べている。
>今のところ新たな飼育農場での感染は出ておらず、「ブレスの鶏」はもうすぐ
>外を駆け回れそうだ。

左翼だからバカなのか、バカだから左翼なのかorz。

もともと新型インフルエンザなんてノストラダムスの大予言と一緒で、ありもしない恐怖を煽ってタミフルを買わせる陰謀としか見ていないのだが、これではハレー彗星接近の際に人類が窒息死すると煽った大阪朝日新聞を笑えない。

まず、殺菌マスクでウイルスを防げないと言いながら足元から外気が入っても大丈夫という神経が分からない。人がいなければチャックを開てもいいなんていうのもどこまで本気なのだか。こういう底抜けのバカは実験中に窒息死すべきだ。

それに、こんなマヌケなアイディアを企業が買いに来ると思い込むなんて黄色い救急車をよぶべきだろう。伝染病なんて貧しい人も王様も差別せずに命を奪うことはいつの時代も一緒だが、王様は1人しかいないのに庶民は沢山いるので、左巻きは庶民が虐げられているとすぐ勘違いする。

おフランス人の言うことなら、どんなに空想的・非科学的でも、具体的・論理的でかっこいいなんて書けるのだから本当にお目出度い。ロクでもないライターだとは思っていたが、ここまでバカとは思わなかった。
by haruhico | 2006-04-24 23:41 | バカ
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