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雖然知道但無法停止
by haruhico
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世に詐欺師の種は尽きまじ
「配当より株価で報いる」=渡邉・比較com社長
http://market.radionikkei.jp/invest/20060315_16.cfm

>比較.com <2477> が15日、東証マザーズ市場に新規上場した。同社
>は価格比較サイト「比較.com」を運営している。公開価格45万円に
>対し、91万円買い気配のまま初日の取引を終えた。同社の
>渡邉哲男社長は取引時間終了後に東証で記者会見を行なった。会見の
>内容はおおむね以下の通り。
>――事業の概要について
>「事業の特徴は総合比較サイトであること、購入意欲が強い消費者を導入
>できることだ。また、資料請求があった時点で課金するなどのアフェリエイト
>(成功報酬型)広告を行なっているが、利用者が増加傾向にあり、収益は
>逓増する仕組みとなっている。アクセス数は現在、月間470万ページビュー
>となった。比較サイトではPC・家電価格比較サービスの「IT(情報技術)」、
>格安航空券一括見積もりサービスといった「旅行」など6ジャンル、44の
>カテゴリーを提供している」
>「当社は03年2月に施行された確認株式会社、いわゆる『1円起業制度』で
>設立している。この制度での第1号の株式公開企業となった。規制緩和に
>より、サラリーマンに起業のチャンスが増えていると思う」
>――中期的な計画は
>「3年後には市場のあるところを中心に、300カテゴリーに増やしたい。アフェ
>リエイト広告は3%のシェアを目指している。この分野は年率50%の成長
>を見せているが、当社はそれを上回る伸びを確保していく方針だ。上場に
>より知名度を上げ、消費者が比較したい時に来ていただくようになりたい。
>このため、調達資金はサーバーなどに充当する
>――株主還元についてはどうか。また、主幹事はどのように決めたのか。
>「業績が伸びているところなので、当面は配当より株価で報い
>ていきたいと考えている。主幹事(マネックス証券)証券は数10
>社の方とミーティングを実施し、慎重に“比較”して決めた」

ライブドア騒動の余韻もまださめやらぬ中、株主軽視のカン違い経営者がまた出てきたよ。やっぱり東証マザーズだし。

目論見書(PDF)見たけど、持ち株比率が凄い。

【公開前の大株主上位5名】
渡邉 哲男(代表取締役社長)26900株(94.17%)
福岡 範洋(取締役)        720株( 2.52%)
高橋 英樹(取締役)        720株( 2.52%) 
今 恵理子(従業員)         36株( 0.13%)
関根 雅史(従業員)         36株( 0.13%)

これに新規発行株が4000株@45万円で14億6000万円のあぶく銭が会社へ(半分が資本金へ繰り入れ)。使い道はサーバーらしいが一体何台のサーバーを導入するのやら

さらにこの瞬間社長の持ち株の評価額は121億円上場してさらに倍!アホらし。

かつてホリエモンは株主総会でこう言い放った。

>「僕は(株主として)配当は欲しくないんですよ。2円配当だと僕は個人的に
>4億円ぐらいもらうことになります。そうなると、総合課税で税金を40%
>取られちゃうんですよ。税金を払うことはよいことでしょうが、今、その
>40%を国に持っていかれるのがよいことでしょうか。資金を内部留保して
>(M&A戦略に充てて、それによって株価が)今後も値上がりした方がよい
>と思います」

上の持ち株比率なら社長の懐に入る配当の比率はホリエモンの比ではない。株主の味方ヅラしたところで、所詮は自分の懐が一番大事なのだ。

価格比較サイトなんてコバンザメ商法がいつまで持つことやら。比較される方だって商売なんだからいつまでも差が付いた状態にもしていられないだろうし。

今度は主幹事なんだから、会社が傾こうが何しようが、マネックス証券は掛け目ゼロなんてタワケたことをしないように。
by haruhico | 2006-03-15 23:09 | バカ
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