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雖然知道但無法停止
by haruhico
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【物欲戦隊ルサンチマン】第16回 物欲戦隊に年末年始はない(前編)
新年明けましておめでとうございます。

「伊達巻の一本喰いは漢(おとこ)の浪漫」と毎年主張しているharuhicoです。本年もよろしくお願い致します。

なんでも「戦隊シリーズ」の版権を持つ東映が草の根の戦隊ネタにイチャモンを付けているらしいが、世の中、1人でもコーネリアスだったり、T.M.Revolutionだったりするのだから、1人の"戦隊"がいたっていいじゃないか(by TARO)、と今年も続けていく所存です。

年も押し迫った12月30日。仕事納めの日なのに自己都合で休みにしてしまうのは毎年のことだが、今年は年末バタバタしていたため、カタログのチェックすらしていない状態。会社から帰って記事を書いて、ようやくカタログチェックが終わったのが深夜の2時。翌朝の待ち合わせ時間は8時半。相変わらず咳が引かない。大苦戦を覚悟して床に入る。

翌朝、6時半に目覚ましが鳴るもダラダラしていて家を出たのは7時半過ぎ。今日は同人誌を買うだけなので機動力を重視して中型の肩掛け鞄にブックオフのトートバッグを入れて出撃。某所で10数年来の知人F氏と合流。いつもはF氏が遅刻してくるのだが、今回は私が10分遅刻。サークル参加ではないので別に多少遅れようがどうって事はない。

「新木場」駅でりんかい線に乗り換える。いつもならホームに2本入っていて後発に乗るのだが、出たばかりなのかホームには1本しか電車がいなかった。中を覗くとガランガラン。
まだ2日目の9時ジャストだというのにこの空き具合はどうしたことだろう。今年は「電車男」などでヲタク市場が広がったので(2日制ということもあり)それなりの混雑を覚悟していたのだが肩すかしを食った気分。発車直前になっても席が埋まった程度で、すんなりと「国際展示場」駅へ。

改札を出る前にトイレを済ます。これから2時間あまり並ぶのだから当然の行為だ。トイレを出てから気づいたのだがコンコースに「環境」についての習字の展示がされていた。わざわざ張り出すのだからそれなりのデキなのだが、中には「ナメとんのか?」と思うものも。
下にピンで紙がとめられているように、このふざけた"絵"は受賞作で、他にも似たような"絵"を散見した。近頃の国語教育はどうなってんだろ?

駅を出たところで飲み物を販売していた。毎年のことだが、客の足許を見たボッタクリ価格。ちょっと行ったコンビニで買えば普通の値段なのに。ドリンクで10円、食べ物はそれ以上高い。
ブツクサ文句を言いながら私はそば茶、F氏はサンドイッチを買って行列の最後尾へ向かう。途中F氏が指さす先にオドロキの張り紙が。
コンビニでパイプ椅子って売ってるんだ。確かに行列している時には便利だけど、入場したら邪魔じゃない?

いつもは「つどい橋」を渡ったくらいの所が最後尾なので、今日はいつもより少し遅い分、その先辺りかとアタリを付ける。TFTの裏を回って「つどい橋」にたどり着く。まだまだ最後尾は先だ。
振り返ると砂糖に群がる蟻のように人の流れが出来ている。
「つどい橋」を渡りきって、最後尾が見えてくるかと思ったら、「夢の大橋」まで行列が続いているorz。あり得ない。
「夢の大橋」の端まで行ってようやく最後尾にたどり着く。遠くにビッグサイトの会議棟が望める(笑)。一体いつ入場できる事やら。
最後尾にたどり着いたのが9時35分。10時開場だがこの分では入場は11時半くらいか。昨夜はサークルマップを作るのに手一杯で、順路やウエイトを全く考えていなかったのでどこから回るかの戦略を練る。

程なくして列が動き出す。あまりに列が長すぎるので調整しているのだろう。

ところが動き出した列はなかなか止まらない。ズルズル動いている内に「つどい橋」を渡りきってTFTの前まで来てしまった。遠くを見るとそちらも動いている。

次に動き出した時にはほとんど止まることなく一気にビッグサイトの入り口まで来てしまった。時間は10時22分(記事の投稿時間が遅いのは携帯がつながらなかったため)。なんと、1時間も並ばずに入場と相成った。こんなに並ぶ時間が短かったのは初めてではないか?

入場してすぐに東館へ。あらかじめ考えていた通りに東6から攻略する。まず「島」のサークルを在庫の少なそうなところから順に(この辺が20年のキャリアの光るところ・笑)回って、壁の中堅サークルへ至る。

相変わらず素人が外にバカ行列を作っている。

壁の新刊なんて限定本以外は潤沢に在庫があるのだから、序盤は島の"いい仕事"をしているサークルを発掘するのが通というもの(その中には壁の同人誌を委託販売しているところもあるし)。

一部大手で10分ほど並ぶことはあっても、結局外には1回も並ばずに、いつも買っている本の大半を手に入れる。1カ所だけ島の某プロ作家の新刊を3連続くらいで買いそびれたが、これは単純な戦略ミス。来年の夏はココの優先順位を上げることを忘れないようにしないと。

買っている最中にサークルマップを無くしたことに気づいたが、そんなことは想定の範囲内(笑)で、慌てず騒がず控えのマップを取り出す。1部しかなかったらどこに何があるのか全く分からなくなるのでいつも2部作ってくるのだが今回初めて役に立った。

外を見るとまだ長蛇の列が続いている。2日制のせいか、以前よく買ったサークルが今回突然大行列になっていたが、行列をしてまで買おうという内容ではないのでスルー。

最近漫画もアニメもトンと見ていないので元ネタが全然分からない。こうやって年寄りは引退していくのだろうか。

一段落したところで文芸系のブロックへ。唐沢なをきさんから「パチモン大王 vol.4」(1500円)を購入。自画像ばかり見慣れているので一瞬お兄さんの俊一さんかと思った。

岡田さんのところでは「オタクの迷い道 完全版」(1000円)と「岡田斗司夫のマンガ夜話日記」(1000円)を購入。Blog見てます、と声をかけようとした(この間mixiで日記に名前を書いたらすぐに足跡がついててビビった)が、忙しそうなので断念したら、後でBlogを見たら声をかけて欲しかったらしい(笑)

「オタクの迷い道」は単行本を持っているものの、文庫版を持っていなかったので買ったのだが、今日調べたら文庫版ですら「完全版」じゃなかったのね(単行本と文庫版は77回分収録で、完全版は134回分収録)。

ただざっと見た感じ「完全版」は単行本にあったカット・写真・注が全部抜けて、要は以前HPに公開していたモノをそのまま本にしただけ(文庫版には対談も含まれる)。中をチェックしない方も悪いのだが、ちょっとなぁ・・・。

岡田さんの隣が唐沢俊一さんの「東文研」。例の帽子を被ったご本人が売り子をしていて、初めてさっきの人が弟さんだと気づく。やはり兄弟だけのことはある。

一段落したところで携帯を見るとF氏から着信があった。買うのに集中していて全然気づかなかったのだが、折り返しかけても全然繋がらない。とりあえず東館を離れて西館へ移動しながらリダイヤルする。

西館に着いても全然携帯がつながらず、仕方がないので西館の数サークルをチェックする。前回「サイバーコップ本」がツボだった「夜盗組」は今回「大鉄人17」本だったが、以前の「スパイダーマン」本のような「なぜそんな幼児向け雑誌に連載された漫画を転載出来る!」といったトリビア度が低かったし、元々17に思い入れがないのでスルー。フランスファイブも進展がなさそうなのでこれまたスルー。

西2に移動しながら携帯をかけたらようやく捕まった。お互いもう買う物はないので、飯をどうしようか、という事が問題になる。そこで、夏の3日目に見つけて今回も行こうと思っていたあるお店にF氏を案内することにした。(後編に続く)
by haruhico | 2006-01-01 23:13 | 物欲戦隊ルサンチマン
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